Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系連続ドラマ『トリリオンゲーム』（金曜午後10時）の第6話が18日に放送された。今回は、ゲーム開発の名プロデューサー・蛇島透（鈴木浩介）が仲間に加わった。

　同作は、「ビッグコミックスペリオール」（小学館）で連載中の同名漫画（原作：稲垣理一郎、作画：池上遼一）が原作。目黒演じる“世界一のワガママ男”のハルこと天王寺陽と、“気弱なパソコンオタク”のガクこと平学（佐野勇斗）がゼロから起業し、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル（トリリオンダラー）を稼いで「この世のすべてを手に入れよう」と成り上がっていく。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　ソーシャルゲーム開発を進める「株式会社トリリオンゲーム」は、日本最大IT企業「ドラゴンバンク」のヒットゲーム「ドラゴン娘」を開発した名プロデューサー・蛇島を社外アドバイザーとして招くことに。しかし、「おっちゃん、お金のニオイのしない仕事には興味ナッシングだから！」と金もうけ主義の蛇島と、“ハート”を大事にするクリエーターの桜心護（原嘉孝）は意見が対立する。

　仕事を共にするうちに、蛇島は桜たちが考案したゲームのクオリティーやこだわりに魅了される。そこで、ユーザーの継続率を上げるためクオリティーを追求する担当を桜に任せ、自身は利益率を上げるための施策を担当すると提案。“最強タッグ”を組んだ蛇島と桜たちは徹夜を繰り返しながら、「プチプチアイランド」を完成させた。

　蛇島はゲームリリース後が重要と説明し、「ユーザーが課金するのは、“心が揺れた瞬間”。心が揺れなきゃ、人は動かない。課金もしない」と“ハート”の部分が大切だと本音を語る。さらにリリース後の施策をうれしそうに考える桜たちを見た蛇島は、「懐かしいなこの感覚……」とつぶやいた。そして、「おっちゃん、ドラゴンバンクで現場外されて、長いこと、窓際に追いやられてたんだよね」と打ち明ける。大ヒットを生み出した蛇島が現場を外されていたことに驚く桜たちに、蛇島はあっけらかんと「横領しちゃったのよ、会社のお金」と告白した。

「ドラゴン娘」で何千億円も利益をあげたものの、会社だけがもうかり「機械か歯車」のように働いていたという蛇島。お金は返したが、「飼い殺しってわけ」とドラゴンバンクで置かれた現状を説明した。桜は蛇島に、「過去は過去！　今の俺らの仕事は、最高に楽しいゲームを作ること！」と声をかけた。

　しかし蛇島は、ドラゴンバンクの社長・黒龍一真（國村隼）に呼び出され、裏切るなら「トリリオンゲームごとつぶす」と忠告される。さらに黒龍は「プチプチアイランド」のリリース日に新作ゲームをぶつけ、莫大な広告費で宣伝し始めた。

　蛇島は自分のせいでトリリオンゲームがつぶされることを心配し、桜たちに理由を説明することなく身を引く。黒龍は蛇島を現場復帰させてメディアに公表し、新作ゲームの開発者に指名。超高待遇のポストを約束した。

　しかし蛇島はマスコミが見ている前で、「わたくし蛇島透は、本日をもってドラゴンバンクを退社し、株式会社トリリオンゲームに移籍します」と宣言。“組織の歯車”だった自分が出会ったトリリオンゲームは、「私が忘れかけていた大事なものを思い出させてくれた」といい、「それは“心が揺れる瞬間”」と説明。トリリオンゲームでの仕事が心から楽しかったという蛇島は、新作「プチプチアイランド」の宣伝までして会場を去った。桜は「おかえり！」と迎え入れ、晴れて蛇島はトリリオンゲームの一員となった。

　このシーンにSNS上では、「蛇島さんのスピーチ、ジーンとした」「蛇島さんに泣かされた～（涙）まさしく心が揺れる瞬間だった」「蛇島のおっちゃんと桜くんのタッグも今後楽しみ」と感動する視聴者が。また劇中では蛇島が歩く際にピコピコと効果音がついており、「毎回おっちゃんに足音がつくのかわいいんだけどw」「足音がゲームっぽい！」「蛇島さんの足音ポニョポニョしてるw」「足音気になるってw」といった反応も見られた。