『なつぞら』で広瀬すずの妹役演じた鳴海唯、初写真集で見せた大人の一面 ジム通いで鍛えた肉体美

NHK連続テレビ小説『なつぞら』でドラマデビューし、9月からNHK大河ドラマ『どうする家康』に登場する俳優の鳴海唯(25)が8月17日、初の写真集「Sugarless」(撮影・川島小鳥、玄光社)を発売する。初の水着、ランジェリー姿など大人の一面も見せる鳴海の素顔とは?

インタビューに応じた鳴海唯【写真:冨田味我】
インタビューに応じた鳴海唯【写真:冨田味我】

初の写真集「Sugarless」で水着、ランジェリー姿も披露

 NHK連続テレビ小説『なつぞら』でドラマデビューし、9月からNHK大河ドラマ『どうする家康』に登場する俳優の鳴海唯(25)が8月17日、初の写真集「Sugarless」(撮影・川島小鳥、玄光社)を発売する。初の水着、ランジェリー姿など大人の一面も見せる鳴海の素顔とは?(取材・文=平辻哲也)

『なつぞら』では無名の新人ながら、ヒロインなつ(広瀬すず)の妹・明美役に抜てきされ、演技が高く評価され、以降、ドラマ、CM、雑誌『POPEYE』ガールフレンド特集の表紙など幅広く活躍する鳴海。9月からは、松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』では徳川家康の家臣、本多忠勝(山田裕貴)の娘、稲を演じることになっている。

 写真集発売はかねてからの夢で、広末涼子や上戸彩が同年代の時に発表した写真集を見て研究。学生時代からの大ファンであり、「第40回木村伊兵衛写真賞」を受賞した写真家・川島小鳥氏にオファーし、コラボレーションが実現した。昨年10月に福岡、長崎で撮影し、初の水着やランジェリー姿など大人としての色気を感じさせるショット、素顔と多彩な面が詰まった一冊となっている。

 撮影に当たっては体作りを行った。ピラティスを中心に、筋トレも併用して日々のトレーニングに励んだ結果、体のラインもさらに美しくなった。

「ピラティスは2年前からやっているのですが、週2でジムに通いました。目指していたのは、ムキムキというよりは、女性らしい体。腹筋を出すよりは、インナーマッスルを鍛えて線を出すようにしました。筋トレは腕、腹筋、足、背中などパートに分けて、毎日トレーナーさんと一緒にメニューを組み、仕事の合間に実践していました。3か月以上、継続することで効果を実感できました。猫背も治りました」と振り返る。

 川島氏は、一人の女の子を1年間、追いかけて撮り続けた『未来ちゃん』などが有名。日常の一コマからユーモアを交えて切り取る名手だが、実際の撮影はどうだったか。

「撮影時の空気は穏やかで、ナチュラルな写真が多く撮っていただきました。小鳥さんは、私が自然体でいるのを切り取るもので、その雰囲気が写真にも伝わると思います」

 おどけたショットも多く、コメディアンヌ志望という鳴海の片鱗を伺わせる。

「私は基本的にふざけたい性格なので、それが出てしまいました。ちょっと恥ずかしいですが、本当に楽しんでやらせてもらいました。私は関西(兵庫県西宮市出身)の人間なので、お笑いのマインドがあるんです。小さい頃から土曜の午後のテレビには必ず『吉本新喜劇』がついていましたし、学校の話題はいつもお笑い。M-1の次の日には『誰が面白かった』と話していました。今でもお笑いが大好きで、芸人さんを本当にリスペクトしています」

 好きな芸人やコンビを聞くと、「コットン、ジェラードン、ジャルジャル」を挙げる。特にぺこぱの松陰寺太勇、EXITの兼近大樹は大好きだそうで、日テレ系バラエティー『THE突破ファイル』で共演できた時はうれしかった、という。

 巻末には、インタビューも収録し、今の鳴海の考え方も伺える。「ドラマや映画とは違って、私しか載っていないのがすごいですよね(笑)。少し恥ずかしいところもありますが、大人になりきれない未熟者としての自分を、みんなに見てもらいたい。今までお世話になった方々への感謝の気持ちも込めています」と鳴海。多面的な魅力が詰まった写真集にはドラマや映画の役柄とは異なる、日常や素顔を垣間見ることができる。

□鳴海唯(なるみ・ゆい)1998年5月16日生まれ。兵庫県出身。NHK連続テレビ小説『なつぞら』でドラマデビュー。POPEYE“ガールフレンド特集”号の表紙や、ドラマ「すべて忘れてしまうから」(Disney+)、Nintendo Switch「超探偵事件簿 レインコード」をはじめ多数のCMに出演。身長156センチ。趣味は運動や洋服。水族館とお笑いを愛する。

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