直木賞作家の米澤穂信氏が4日、父親が釣りに出かけたまま行方が分からなくなっていることを自身のX（ツイッター）で明かし、乗っていた車の写真を掲載するとともに、情報提供を呼びかけたことが話題を呼んでいる。そして6日、車が見つかったことを報告した。

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「私事ですが、家族が釣りに行ったまま帰って来ません。警察には届けてあります」「こういう多数への呼びかけはアカウントの信頼を損ねることは重々知っているけれど、親の消息（を得られる可能性）と引き換えるなら、交換に何の不満もない」とつづり、岐阜県から滋賀県エリアでの情報提供を呼びかけていた米澤氏。

「眠るべき夜に眠れなかった」「車が見つかれば本人は見つかるだろうし、ヒトよりは車の方がはるかに大きく見つけやすいはずで、だから日のあるうちに車だけは見つかるはずと思っていたのだけれど……。なぜ見つからないのだろう。あんなに大きなものが」と切実な思いを記していたが、進展があったようだ。

　6日午前0時58分に「たったいま、岐阜南署から連絡がありました。父の車が見つかったそうです。夜が明けてから父自身の捜索となります」と報告。午前10時56分には「車が見つかったため、情報提供のお願いを削除しました。お願いを残しておいたために、新たに探しに行って下さる方がいらっしゃると、申し訳ないためです。多くの情報とお気遣いに感謝いたします」と呼びかけの投稿を削除した理由についても説明した。

　車は見つかったものの、依然として父親が見つかったという報告はされていない。フォロワーからは「お父様がどうかご無事でありますように」といったコメントが多数寄せられていた。