【どうする家康】“庭師タレント”村雨辰剛、初大河 熱望していた三浦按針役「お手本にしている歴史人物」
NHKは3日、大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)に、庭師でタレントの村雨辰剛がイギリス人航海士・ウィリアム・アダムス役で出演すると発表した。村雨は大河ドラマ初出演。演じるのは、関ケ原の戦いの半年前に日本に漂着した、英国生まれの航海士。朝鮮出兵後の対外関係に頭を痛める家康の相談相手となり、やがて江戸に招かれ、外交顧問として重用される。日本名は三浦按針だ。
対外政策を任されたイギリス人航海士・ウィリアム・アダムス
NHKは3日、大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)に、庭師でタレントの村雨辰剛がイギリス人航海士・ウィリアム・アダムス役で出演すると発表した。村雨は大河ドラマ初出演。演じるのは、関ケ原の戦いの半年前に日本に漂着した、英国生まれの航海士。朝鮮出兵後の対外関係に頭を痛める家康の相談相手となり、やがて江戸に招かれ、外交顧問として重用される。日本名は三浦按針だ。
村雨は演じる人物の印象をコメント。
「三浦安針の存在は、もちろん以前から知っていました。日本に漂流して、日本人になって士分まであがったと言うことで、私は帰化人としてお手本にしている歴史人物です。大変尊敬しています。徳川家康題材の大河ドラマがあった際に、三浦安針の役があるなら是非演じさせていただきたいとずっと思っていました。僕が日本に来て『日本人』として生きていく覚悟や思いを三浦按針と重ね合わせて見ると共通点がたくさんあると思いました。異国の地でその国の国籍を持って生きていくのは言葉では言い表せない大変さがあります。現代社会ではグローバル化によって自然に生きていけることも多いですが、江戸時代ではアダムスの苦悩も多かったのではと想像します。そんなアダムスが残した大きな功績を思うと感銘を受けます」
大河ドラマの印象も紹介。
「私は歴史が好きで、大河ドラマもいくつか見ました。お気に入りの作品は『天地人』です。戦国時代で信念を貫いた上杉謙信の生き方と、強い精神が詰まったドラマであるからこそとても記憶に残っていると思います。毎年大河ドラマが作られていること自体が日本歴史の豊かさを物語っています。今回はその文化に携わることができて大変光栄に思います」
これから始まる撮影で楽しみにしていること、意気込みを紹介。
「熱望していた三浦安針役をいただけたことに心から感謝と感激でいっぱいです。アダムスが残した徳川家康の外交顧問としての功績をしっかりと視聴者の方に伝えていけるように頑張ります」