【RIZIN】朝倉未来が2年前に拒んだ“タップ”した理由「落ちることなんてたやすい」
RIZINパートのメインでは朝倉未来(トライフォース赤坂)がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1R・2分41秒で一本負けを喫した。2021年6月13日の「RIZIN.28」でのクレベル・コイケ戦以来の黒星。試合後に自らタップした理由について言及した。
覇気がなかった未来が“タップ”の質問だけは食い気味に
格闘技イベント「シリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT」(30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)フェザー級(66キロ)王座決定戦、RIZIN MMAルール:5分×3R
RIZINパートのメインでは朝倉未来(トライフォース赤坂)がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1R・2分41秒で一本負けを喫した。2021年6月13日の「RIZIN.28」でのクレベル・コイケ戦以来の黒星。試合後に自らタップした理由について言及した。
フェザー級王座戴冠とはならなかった未来。注目されたのは未来が自らタップしたシーンだ。約2年前のクレベル戦では2Rに三角絞めを極められタップせずにそのまま失神。最後まであきらめなかった姿勢を称賛する声の一方で「危ない」などといった批判の声も上がっていた。
今回のフィニッシュは裸絞めであったが、通常とは異なり斜めからの裸絞め。ケラモフも不安定な体勢で絞めていた。極めについて未来は「背中がロープについていて、あの状態で極まることはないと。油断と言ってしまえば油断かもしれないです」と振り返る。
自身の試合を冷静に分析し、覇気がなく淡々と語っていた未来だったが、初タップについて問われるとこの日初めて感情的に。「タップするしないっていうのは、別にタップしないっていうのもできるんだけど、タップせずに落ちることなんてたやすいこと。ただまぁ前回のタップしないことは『良くないこと』という風潮があって、格闘技業界的にもそういうことなのかなって。どうあがいても落ちるしか道はなかったのでタップしました」と質問に被せ気味に答えていた。