【光る君へ】凰稀かなめ、初大河で女流歌人・赤染衛門「信じられない気持ちでいっぱい」

NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、凰稀かなめが赤染衛門門(あかぞめえもん)を演じるとした。赤染衛門は女流歌人。道長の妻・倫子の女房であり、さらに一条天皇の中宮となる娘の彰子にも仕えた。姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろとも交流することになる。

赤染衛門を演じる凰稀かなめ【写真:(C)NHK】
赤染衛門を演じる凰稀かなめ【写真:(C)NHK】

NHKが来年の大河ドラマの新たな出演者を発表

 NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、凰稀かなめが赤染衛門門(あかぞめえもん)を演じるとした。赤染衛門は女流歌人。道長の妻・倫子の女房であり、さらに一条天皇の中宮となる娘の彰子にも仕えた。姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろとも交流することになる。

 凰稀は演じる役の印象と意気込みをコメント。

「まずは大河ドラマ『光る君へ』のオファーをいただいたことに、うれしい気持ちより、驚きが大きかったです。紫式部、清少納言、和泉式部は知っていましたが、赤染衛門という歌人を知らず、いろいろ調べました。資料は少ないですが、赤染衛門は良妻賢母で、賢い女性と言うイメージが多いのですが、歌の内容を見るととても色気のある女性を連想させます。そんな2つの顔を持つ女性を、大石静先生がどう描いてくださるのかとても楽しみで、そして、監督が作り上げる赤染衛門と言う歌人の存在をたくさんの方に知っていただきたく思っています」

 大河ドラマの思い出も紹介。

「子どもの頃から、家族全員で大河ドラマを見ていたので、家族で見る幅広い年齢層向きのドラマと言う印象が強いです。韓国ドラマなどは16話と長いのですが、それ以上、年間通して一つの物語を作り上げる大作! そんな大河ドラマに自身がオファーいただけるとは思ってもみなかったので、信じられない気持ちでいっぱいです」

 約1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみにも言及。

「和歌の意味など、いろいろと勉強になりそうで皆さんと一緒に平安時代を学びたいと思います」

 作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。

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