「U-NEXT presents 真夏の超ファンミーティング」が23日、行われている。格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEOが登場し今月30日に開催の「シリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT」（埼玉・さいたまスーパーアリーナ）や直前に欠場となった朝倉海）、朝倉未来（トライフォース赤坂）、ヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン）についてファンの前で言及した。

　今大会でフアン・アーチュレッタ（米国）とバンタム級タイトル戦を行う予定だった海は今月17日に左ひざの内側側副じん帯損傷を明かし、欠場を発表。代役として扇久保博正（パラエストラ松戸）が出場することになっている。

　榊原CEOは「みなさんからすると『なんだよ！』って思うかもしれませんが、我々からすると最後に扇久保（博正）が漢気を見せてというか、我々のピンチを救ってくれてタイトル戦に挑む。扇久保も出る以上は負けにくるわけではない。短期間のオファーをプラスに変えて、みなさんの熱い声援を受けて試合をしてくれると思う」とファンを前に発言した。

　またメインカードのフェザー級王座決定戦の「朝倉未来―ヴガール・ケラモフ」については「よく考えると牛久（絢太郎）にも勝って、斎藤（裕）にも勝っている。2人のRIZIN王者経験者に勝っている未来がベルトを巻くチャンスは十分にあると思う」と期待を寄せる。

　一方でRIZINフェザー級で3連勝中のケラモフについては「当然タイトルマッチとなるってことで気合いも入っています」と明かし、「アゼルバイジャンの国営生放送なんですよ。アゼルバイジャンから大臣とかが何人も大会を見に来る。アゼルバイジャンっていますごく格闘技、RIZINブームで、アゼルバイジャンでRIZINを開催したいってくらい熱い国です」と現地の状況を伝えた。

　その上で「彼（ケラモフ）がひとりで家族を支えている。一家の大黒柱として戦うことが彼らの生業ですから。ベルトを持って凱旋してアゼルバイジャンに帰れば空港に国民が押しかけてケラモフを称えることになる。ケラモフもモチベーション高く来る」と熱くなっていた。