判定勝ちの菅原美優、試合後会見で涙「差をつけて勝たなきゃいけなかった」【K-1】

立ち技格闘技イベント「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」(17日、東京・両国国技館)K-1女子アトム級3分×3R、延長1R

会見で涙を見せた菅原美優【写真:ENCOUNT編集部】
会見で涙を見せた菅原美優【写真:ENCOUNT編集部】

最後まで作戦遂行ができなかったことを悔やむ

立ち技格闘技イベント「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」(17日、東京・両国国技館)K-1女子アトム級3分×3R、延長1R

 第17試合でディミトラ・アガサゲリドゥ(ギリシャ)に判定勝ちを収めた第2代K-1 WORLD GP女子アトム級王者の菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が試合後の会見で悔し涙を流した。

 遠距離では長い足を生かしたミドルキック。近距離ではボディーへの膝蹴りを徹底していた。菅原は「自分の目標は達成できなかったという感じで悔しいですね。押忍」とうなだれる。

 さらに「3Rの(相手の)プレスが強くて、あそこで攻撃を当てるのが課題だった。相手が来たときの対応が甘くて、完璧にできなかったという点で悔しいです。気持ちの強い選手だった」と対戦相手について口にした。

 1、2Rは自分にとっても良かったという。「自分のペースを作れていたのか分からないですけど、良かったなと思う部分はある。でもそれを最後までやらないと意味がない」と唇をかみしめた。

 また「焦らないというのが課題のひとつ。相手が詰めてきたところで足を使う予定だった。3R目に足を使って、ポイントを取って逃げてると思われたらどうしようと思った。選択肢が少なくて。経験不足というか……。いま思えばできたらなというのがあるからなおさら悔しい」と反省点が止まらない。

 そして「差をつけて勝たなきゃいけなかった。自分のなかで認めきれない。終わってみて余力があったし。自分に納得がいかないという感じです」と現王者として悔し涙を流した。

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