松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』（日曜午後8時）。16日放送の第27回では、本能寺の変に向けて物語が動き出す様子が描かれた。家康は家臣に本能寺で信長（岡田准一）を討つ計画を明かし、一方、酒宴の接待役の明智（酒向芳）は、鯉が臭うそぶりを家康にされ、信長は明智に対して激高。明智は打ちのめされる展開だった。その後、信長が家康を呼び出し、2人で話す展開だった。2人の対峙（たいじ）シーンにネットでは「圧巻」「お見事」「ずっと見ていたい」「震えた」「ゾクゾクした」という声であふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　信長と家康が対峙したシーンでは、信長が家康に「京で待ち伏せして俺を討つつもりか……やめておけ。おまえには無理だ。白兎」とにらみを利かせた。さらに家康の妻子が亡くなったことにも言及し、「謝ってほしいか。妻と子どもを殺してすまなかったと…謝らんぞ。くだらん」と話した。岡田の演じる信長には強さ、迫力、すごみが感じられた。

　信長の言葉に家康が怒ると、信長は「だからおまえに俺の代わりは無理なんじゃ」と叫んだ。「人をあやめるということは、その痛み、苦しみ、恨みをすべてこの身に受け止めるということじゃ……万殺せば万の痛みじゃ」と涙ながらに叫んだ。多くの命を奪ってきた報いは必ず受けるとし、「俺は誰かに殺される。誰よりも無残にな……だが俺は覚悟ができている」と語った。

　その後も信長は家康に対し、家康ができることは、せいぜい信長を支えることぐらいと言うと「戦なき世の政は乱世を鎮めるよりはるかに困難」とし、恨んでも憎んでもいいから「俺を支えろ」と伝えた。

　家康もこれまでの頼りなさそうな家康ではなかった。信長に対し「行き詰まっておるのはお主ではないのか」と言い返すと、信長の耳元で「弱き兎が狼を食らうんじゃ」と言い放った。これに信長は「本当におまえが、俺の代わりをやる覚悟があるなら俺を討て。待っててやるさ」と答えた。

　ネットではこれまでの家康からの変化に「こんな意志の強い家康見たことない。新鮮」「化けましたね」「キリリとしたお顔がステキ」と絶賛。一方で「覚醒しすぎていて怖い」「目が怖い」という声もあった。

　また、信長役の岡田については「迫真の演技」「見応えある」「迫力あっていい」「上手すぎ」「信長の孤独に寄り添った演技が素晴らしすぎる」「ゾクゾクするほどの色気」という声であふれた。

　こうした2人の対峙シーンに「圧巻でした」「見応えありました」「迫力があって素晴らしかった」「お見事」「岡田信長、松本家康できるならずっと見ていたい」「震えた」「2人の芝居すごい」「ゾクゾクした」という絶賛の声であふれた。