瀬戸内愛に溢れた絶対的センターSTU48瀧野由美子、飛躍の先に見据える“先輩の背中”
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、メンバーが日替わりでオリジナル体操をする「みんなでSTU体操」や、「SHOWROOM」で一緒に公演を視聴しながら楽しむ「公演実況配信」など、支えてくれるファンとともに新型コロナウイルスによる苦境を乗り越えようとさまざまな試みを行っている。メンバーは今、どのように過ごしているのか、今後挑戦したいことを含めて紹介していく。
カメラを新しく購入 今後メンバーなどを「自分視点」で撮影することに意欲
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、メンバーが日替わりでオリジナル体操をする「みんなでSTU体操」や、「SHOWROOM」で一緒に公演を視聴しながら楽しむ「公演実況配信」など、支えてくれるファンとともに新型コロナウイルスによる苦境を乗り越えようとさまざまな試みを行っている。メンバーは今、どのように過ごしているのか、今後挑戦したいことを含めて紹介していく。
瀧野由美子はSTU48初のオリジナル曲「瀬戸内の声」、デビューシングル「暗闇」から4枚目シングル「無謀な夢は覚めることがない」まですべての表題曲でセンターを務めてきたグループの“顔”だ。2017年にはAKB48の50枚目シングル「11月のアンクレット」で初めてAKB48選抜メンバーに名を連ね、「第68回NHK紅白歌合戦」にAKB48として出演した。瀬戸内と関東の行き来が続く多忙な日々のなかで、STU48をもっと多くの人に知ってもらいたいという強い想いが彼女の原動力となっている。
センターの重責やプレッシャーは、経験した者しか分からない世界。壁にぶつかり、時に気落ちしてしまうこともありながら、固い絆で結ばれたメンバーやファンに支えられ、STU48を力強く牽引してきた。今年1月に副キャプテンに就任した福田朱里は、「瀬戸内愛、STU48愛に溢れた自慢のセンターです」と全幅の信頼を置いている。
瀧野の魅力の一つが、ふとした言葉で心を打つ力だろう。コンサートや公演、イベントで締めのMCを担当することも多いが、ひとたびグループを代表して想いを伝えるとなれば、普段のおっとりした雰囲気はセンターとしてのそれに変わる。
2019年10月に行われた2期生最終オーディションでライブ最終曲に「夢力」を披露する際、「私たちはみなさんに夢を与えるものだと思っていますが、いつもみなさんからたくさんの夢をもらっています。私たちには夢が叶った子もいれば、まだ夢を追いかけている子もいたり、そして今から夢を追いかけて2期生が入ってきます。その私たちにこれからも夢と力をください」と、曲名になぞらえてファンにメッセージを投げかけた。メンバーの石田みなみも、「由美子が凄いのは、台本とかで考えられていない場面で発する言葉の一言一句がバシっと決まる」と瀧野の“言霊”に感嘆している。
鉄道、特に新幹線が大好きで“撮り鉄 兼 乗り鉄”として知られる瀧野は、最近カメラに興味を持ち、新しく購入したという。「自分視点でメンバーやさまざまなものを撮影していきたいです」と語る。また、今年から3代目AKB48グループ総監督の向井地美音が在籍する事務所「Mama&Son」の所属となり、さまざまなジャンルへの挑戦も誓う。
「先輩方も雑誌やバラエティーなどで活躍されているので、私もそれに続けるようにお仕事の幅を広げていきたいです。そして、瀬戸内のことをもっともっと知ってもらえるように、瀬戸内の皆さんが喜んでもらえる活動をしていきたいです」
STU48として目標に掲げる「NHK紅白歌合戦」出演に向けて、瀧野は今日もグループの中心に立ち続ける。
□瀧野由美子(たきの・ゆみこ)、1997年9月24日生まれ、山口県出身。STU48 1期生。初のオリジナル曲「瀬戸内の声」、シングル1~4枚目まですべての表題曲でセンターを務めるグループの顔。姉の影響を受けて中学校から始めたサックスには定評がある。おうち時間では料理にハマり、豚の生姜焼きやおかゆに挑戦。愛犬あんこへの溺愛ぶりはファンの間でもよく知られている。ニックネームは「ゆみりん」。