弁護士・北村晴男、マイナンバーカード巡るトラブル「企業が倒産するほどの間違い」

日本テレビの番組『行列のできる法律相談所』などに出演していた弁護士の北村晴男さんが5日にYouTubeチャンネルを更新。マイナンバーカードで続発しているトラブルについて見解を述べた。

北村晴男弁護士【写真:YouTube「弁護士北村晴男ちゃんねる」より】
北村晴男弁護士【写真:YouTube「弁護士北村晴男ちゃんねる」より】

マイナカードのトラブルは「企業が倒産するほどの間違い」と告白

 日本テレビの番組『行列のできる法律相談所』などに出演していた弁護士の北村晴男さんが5日にYouTubeチャンネルを更新。マイナンバーカードで続発しているトラブルについて見解を述べた。

 2023年3月からマイナンバーをめぐるトラブルが明らかになった。「マイナ保険証」に他人の情報が登録されていたり、公金受取口座に他人の口座が登録されていたりとトラブルが続発。さらに、本人ではない家族名義とみられる口座が登録されていたケースがおよそ13万件確認されている。国民の間では不信感が高まり、自主返納する人も少なくない。

 しかしながら政府は、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナカードと保険証の一体化や暗証番号の設定が必要ないマイナンバーカードを交付できるよう方針を表明している。

 視聴者から、健康保険証とマイナカードの一体化を巡るトラブルについて質問を受けた北村さんは「マイナンバーカードの必要性は詳しく勉強したわけではないのですが、なんらかの必要性はあるんでしょう。例えば、一般企業では、企業が倒産するほどの間違いですね」と事の重大さを訴えた。

 さらに、公金受取口座登録制度の間違った紐づけについては「びっくりしますよね」と呆気にとられている。その上で「本気で国民の健康とか生命、人権を考えていたら、こんなことを立て続けにできるはずはない」と口を尖らせた。

 コメント欄には「ほんとに筋の通ったお話をいただきありがとうございます」「怒りはすごく伝わった」「良くぞ言ってくださいました!」という声が寄せられた。

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