石橋貴明、『細かすぎて』ものまね必勝法は「ない」 “どこを突いてくるか分からない”笑いの奥深さ
フジテレビ系の定番ものまねお笑い番組『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』が、8日午後9時から放送となる。2018年に特番化となってからは、年に一度の“冬の風物詩”として放送されてきたが、今回は番組史上初めての夏開催。しかも、今年は年末を含めた年2回を予定しているというのだ。収録を終えた石橋貴明と『アンタッチャブル』の柴田英嗣、山崎弘也の3人が、抱腹絶倒の“夏の陣”を熱く語り合った。
2018年に特番化となってからは初の夏季放送、年末を含めて年2回を予定
フジテレビ系の定番ものまねお笑い番組『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』が、8日午後9時から放送となる。2018年に特番化となってからは、年に一度の“冬の風物詩”として放送されてきたが、今回は番組史上初めての夏開催。しかも、今年は年末を含めた年2回を予定しているというのだ。収録を終えた石橋貴明と『アンタッチャブル』の柴田英嗣、山崎弘也の3人が、抱腹絶倒の“夏の陣”を熱く語り合った。
「もう本当に、放送回数が増えるということは、それだけ若い人にチャンスが増えるということ。新しいスターが生まれる機会が多くなることは、今のお笑い界、テレビ業界にとって素晴らしいことだと思っています」。プロ・アマ問わず挑戦することができ、お笑い芸人、ものまね芸人の登竜門ともいえる同番組。それだけに、石橋は充実した表情を浮かべる。
今回、野球の日本代表チーム「侍ジャパン」が優勝を遂げた3月のWBCネタ、米大リーグで躍進する大谷翔平ものまねというホットな話題が盛り込まれた。夏開催ならではのタイムリーさ。野球好きで知られる石橋はスポーツの世界大会ネタを喜んでいるようだ。柴田は「何か大きなイベントのたびにやりたいぐらいですよ。出場組数がどんどん増えてきて、我々のトークの時間がどんどんなくなっています(笑)。それだけ、ここに夢を追いかけて来る若手が多いんだなって実感しています。実際にCMが決まったりドラマが決まったりという話を聞くので、“細かすぎて”は相当影響力のある番組なんだなと改めて思いました」と話す。
また、石橋は「18年間ずっとオーディションを受け続けて、今回やっと出ることができた人がいたみたいなんです。僕らの知らないところでたくさん頑張っている人がいることを聞いて、改めてより責任を感じますし、僕たちもしっかりやっていかないと、と思いました」としみじみ語った。
番組独自の「ネタ終了間際にステージが割れ、芸人が足元から落下して消えていく」という“オチ”は、番組が生み出した画期的なシステムだ。今回はどうもびっくりするような展開があるそうで、山崎は「ネタもさることながら、“あの方”が落ちるんだっていうね。ちょっとしたサプライズですよ。そういう方に落ちたいと思ってもらえるぐらい影響力のある番組ということでしょうし、そういう方が1人落ちると、次の方も落としやすくなるという(笑)。脈々とバトンタッチされていけば、新しい流れができますね(笑)」。すると石橋はすかさず「落ちずにはいられないよね」と、合いの手を入れた。誰がステージから落下するのか。気になるところだ。
初登場の新人から円熟のベテランまで、予想もつかないシュールなネタから令和の時代の新しい笑いまで、“なんでもあり”の楽しさが番組の最大の魅力だ。
過酷な全国オーディション、そして収録本番の“必勝法”を聞かれると、石橋は「僕らを含めて、視聴者も、どこを突いてこられるか分からない。どこに刺さるのかも分からない。必勝法みたいなものがないところが、この番組のよさですかね」と、含蓄ある考えを示した。
柴田は「もう本当にオールジャンルでできるのがいいところだと思うので、自分の好みを存分にここで披露していただいた方がいいんじゃないかなと思います」とアドバイスを送った。山崎は独自の“オーディション勝利法”を伝授。「自分に自信を持つことが結構大事かなと。『すごく似てるんだ』という揺るぎない自信の顔で通せば、疲れ切ったスタッフさんだったら、通っちゃうと思います(笑)。オーディションで後半の出番のスケジュールであれば、スタッフさんは疲弊している思うので、なおさら自信を持ってやっていただけたら」と話すと、石橋は「ザキヤマぐらいの押しが必要かもね」と付け加えた。
ゲストは多彩。満島ひかり、山田裕貴、みちょぱこと池田美優が審査員として参加し、番組全体を盛り上げる。
石橋は「この夏の大会を誰が制するのか。皆さん、ぜひとも熱い戦いを見ていただいて、冬へ向けて大いに期待していただければと思います」と締めくくった。