中村アン、プライベートは“平和主義者” お家時間は「ダイニングテーブルにいる時間が好き」

俳優の中村アンが、7月1日から東京・六本木俳優座劇場で上演される舞台『笑ってもいい家』で初出演にして初主役を務める。このたび、脚本・演出の粟島瑞丸とともに取材に応じ、プライベートな一面を垣間見せた。

中村アンが自身の“平和主義”的な考えについて明かす【写真:ENCOUNT編集部】
中村アンが自身の“平和主義”的な考えについて明かす【写真:ENCOUNT編集部】

7月1日から上演される舞台『笑ってもいい家』で初主役

 俳優の中村アンが、7月1日から東京・六本木俳優座劇場で上演される舞台『笑ってもいい家』で初出演にして初主役を務める。このたび、脚本・演出の粟島瑞丸とともに取材に応じ、プライベートな一面を垣間見せた。

 本作は、カメラマンの吉澤朱音(中村)がある出来事をきっかけに仕事を辞め、都会から少し離れた場所で同年代の若者達と共同生活を始める。笑い声が響く家だが、そんな家の存在は誰にも知られておらず、朱音たちは周囲と距離をおいた生活を送りながら穏やかに過ごしていた。月日がたつにつれ、町では朱音たちの存在がうわさとなり、賛同や批判が交錯していく物語だ。

 役どころにちなんだ、オンオフの切り替えについては「音楽は大事だなって最近思ったりもしています。でも、“中村アン”になるには、メイクや髪型ですね。だけど、気を抜くとぼんやりしちゃいますね(笑)。でも、仕事が近づいてくるとキリッと切り替えて、緊張感をもっています」と明かした。

 自宅でリラックスする場所については、「これまで私、インテリアにこだわりがなかったんです。結構、寝られればいいやみたいなタイプだった」としながら、「コロナ禍になってからは、お家で過ごす時間が増えて、お洋服にかけていたお金を家具だったり、じゅうたんにかけるようになった。ダイニングテーブルにいる時間が好きですね」と心境が変化したようだ。

 5人家族で弟と妹を持つ中村。「まだ探り探りなんですが、みんなで平和に暮らしていこうという部分は、私も波風立てずな平和主義でもあるので、そこは似ているかなと思います」と役柄との共通点を明かした。

 舞台は、都会から離れた場所での共同生活が描かれる。中村は東京出身だが、「私の両親が佐渡島出身なんですよ。田舎で日本海に浮いている島。夏休みにおばあちゃんとおじいちゃんの家に1か月行くことも小さい頃はありました」と“田舎生活”の経験も告白。一方で、「でも、私はまだ都会がいいです」と笑った。

 同舞台は、脚本家、演出家、俳優として活躍する粟島が主宰する演劇集団・Z-Lion(ジーライオン)の新作公演。7月1日から東京・六本木俳優座劇場で開演する。

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