飯豊まりえ、プライム帯連続ドラマで初主演 脚本は野島伸司氏が書き下ろし「かなりトリッキーな物語」

俳優の飯豊まりえが、7月にスタートするABCテレビ・テレビ朝日系の連続ドラマ『何曜日に生まれたの』(日曜午後10時)で、プライム帯連続ドラマ初主演を務めることが14日に分かった。また、地上波連続ドラマとしては5年ぶりの作品となる野島伸司氏が脚本を担当する。

『何曜日に生まれたの』で主演を務める飯豊まりえ【写真:(C)ABCテレビ】
『何曜日に生まれたの』で主演を務める飯豊まりえ【写真:(C)ABCテレビ】

ABCテレビ・テレビ朝日系の7月クール『何曜日に生まれたの』

 俳優の飯豊まりえが、7月にスタートするABCテレビ・テレビ朝日系の連続ドラマ『何曜日に生まれたの』(日曜午後10時)で、プライム帯連続ドラマ初主演を務めることが14日に分かった。また、地上波連続ドラマとしては5年ぶりの作品となる野島伸司氏が脚本を担当する。

 本作は、タイトルにもある『何曜日に生まれたの』といった自分の誕生曜日で運勢を占う「曜日占い」もドラマの重要なかぎとなる。ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か……先が読めない予測不能な謎だらけの毎話、様相が変わる“野島伸司ワールド”で展開される。

 飯豊が演じるのは10年間部屋に閉じこもっている引きこもり女子。プライム帯連続ドラマ主演は本作が初。野島作品への出演は『パパ活』(2017年、フジテレビ)以来となる。飯豊が、本作で演じるのはある出来事をきっかけに、18歳から10年間引きこもり生活を送っている20代無職の女性・黒目すい。ボサボサ髪とスウェット姿、無表情で登場することになる。本編映像は近日解禁予定だ。

 そして脚本は『101回目のプロポーズ』(1991年、フジテレビ)や『高校教師』(93年、TBS)、『ひとつ屋根の下』(93年、フジテレビ)など、日本を代表する傑作ドラマを手掛けてきた野島氏。地上波の連続ドラマとしては、今作が5年ぶりとなるオリジナル作品を書き下ろす。

 飯豊と野島氏のコメントは以下の通り。

○飯豊まりえ

――本作への出演が決まった際の率直な感想は。

「脚本の野島伸司さんには十代の頃から、ドラマ『アルジャーノンに花束を』や『パパ活』でお世話になっていました。その中でも『パパ活』は、初めて主演を務めさせていただいた、とても思い入れのある作品です。再び、野島さんやプロデューサーの清水(一幸)さんにお声をかけていただき、私でいいのですか。と驚いたと同時に、とても光栄に思いました」

――野島さんとのタッグは6年ぶりとなります。台本をお読みになられての感想はいかがですか。また、野島伸司さんの作品の魅力について、お聞かせください。

「野島さんのドラマは、最後まで何が起こるかわからない。今回の台本を読ませていただいても、その印象は変わりませんでした。この台詞(せりふ)の一言の意図は何だろう? と頭を抱えながら読み進めていくと、あの台詞の意味がここで回収されて、明かされるんだ! という発見がたくさんありました。野島さんの頭の中をのぞいてみたくなります」

――演じられるのはどのような役どころでしょうか。分かる範囲で教えてください。

「私が演じる黒目すいは、ある日をきっかけに引きこもりになってしまうのですが、人の言葉を受け流せない人なのかな。という印象を受けました。それは決して悪い意味ではなく、優しい人、なんだと感じています」

――プライム帯地上波連続ドラマの初主演となりますが、意気込みをお聞かせください。

「これまで通り、気負わずに、作品と大切に向き合っていきたいと思います。是非、楽しんでいただけましたら幸いです」

○野島伸司

「長く閉塞感のあったコロナ禍から、ようやくマスクが取れましたね。今回はそこを踏まえてかなりトリッキーな物語ですが、鮮度の高い若いキャストで、前向きなメッセージを届けられたらと思います。個人的には普段ドラマを観ない、漫画、アニメ派の視聴者にのぞいてもらえたら嬉しいです。2次元と3次元を虹をかけてつなげてみたい。ちなみに、月曜日に生まれました、笑」

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