東京駅で仏像が“大量発生”、SNSで目撃情報多発「何これ壮観!」 ユニーク展示が圧巻
東京駅で、ちょっとした“仏像ブーム”が起きている。平安時代に念仏を唱えて全国を行脚した空也上人(くうやしょうにん)。47都道府県バージョンとしてデフォルメされた47個のパネルが、大集合しているのだ。SNSでは「大量発生してる」と驚きの声が続々。ちょっとしたバズリを見せている。
「せや 京都 行こか(大阪)」「そうじゃ 京都、行こう(山口)」 方言アレンジが絶妙
東京駅で、ちょっとした“仏像ブーム”が起きている。平安時代に念仏を唱えて全国を行脚した空也上人(くうやしょうにん)。47都道府県バージョンとしてデフォルメされた47個のパネルが、大集合しているのだ。SNSでは「大量発生してる」と驚きの声が続々。ちょっとしたバズリを見せている。
京都・六波羅蜜寺の開祖として知られる空也上人。有名な空也上人立像は、開いた口から6体の小さな阿弥陀立像が飛び出しているのが印象的だ。
今回、仏像・肖像彫刻にスポットを当てたJR東海の『そうだ 京都、行こう。』キャンペーンの一環として、東京駅イベントスペース(八重洲コンコース・八重洲中央)で、『空也上人大集合展』が開かれている。
47都道府県バージョンのアレンジはユニークそのもの。それぞれの地域の方言で「そうだ 京都、行こう」の吹き出しが添えられている。「せや 京都 行こか(大阪)」「そうじゃ 京都、行こう(山口)」など、1人1人違うせりふになっており、新幹線改札近くのスペースに、“大量増殖”した空也上人のパネルが広がる光景は、インパクト抜群。また、毎日配布しているアクリルスタンドも人気で、配布開始10分でなくなってしまうという盛況ぶりだ。
JR東海の担当者は「空也上人は、疫病が大流行し、不安が広がっていた平安時代に、念仏を唱えながら全国を行脚し、道路、橋、寺院の建設などを行っていました。リアルで美しい彫刻にご注目いただきたいのはもちろんのこと、そのような空也上人の活動についても多くの方に知っていただきたいと思い、『全国を行脚した事実』を『方言』という形で表現したものです」と説明する。
SNSでは“目撃情報”が次々に挙げられており、仏像ファンはすっかり魅了。「みんな大変だ 東京駅に空也上人像が大量発生してる」「仏像界ぶっちぎりで優勝の空也上人」「空也上人たちで大変シュールなことになってました」「何これ壮観!」「圧巻です」などの反響が寄せられている。