カンヌ男優賞の役所広司、受賞に“感謝”の思い「皆さんの応援がカンヌまで届いていました」
俳優の役所広司が30日、都内で行われたNetflixシリーズ『THE DAYS』のワールドプレミア舞台あいさつに出席。先日フランスで行われた「カンヌ国際映画祭」にて、ヴィム・ヴェンダース監督の作品『PERFECT DAYS』の演技で男優賞を受賞した感想を述べる場面があった。
柳楽優弥以来19年ぶり2人目の受賞に言及
俳優の役所広司が30日、都内で行われたNetflixシリーズ『THE DAYS』のワールドプレミア舞台あいさつに出席。先日フランスで行われた「カンヌ国際映画祭」にて、ヴィム・ヴェンダース監督の作品『PERFECT DAYS』の演技で男優賞を受賞した感想を述べる場面があった。
役所が同賞を受賞するのは初で、日本人俳優としては2004年に『誰も知らない』で受賞した柳楽優弥以来、19年ぶり2人目。受賞作品は、東京・渋谷の公共トイレを舞台に撮影され、役所はトイレの清掃員・平山を演じた。受賞の感想を求められると「昨日、帰ってきました。皆さんの応援がカンヌまで届いていました。ありがとうございました」とコメント。続けて「『PERFECT DAYS』と『THE DAYS』は、名前がちょっと似てますけど(笑)、この作品はみんなで力を合わせて作った作品です」と意気込んだ。
舞台あいさつには、竹野内豊、小日向文世、小林薫、遠藤憲一、石田ゆり子、増本淳プロデューサー、西浦正記監督、中田秀夫監督も登壇した。
同作品は、2011年に発生した福島第一原子力発電所の事故をもとに制作。入念なリサーチに基づき「あの日、あの場所で何があったのか」を政府、会社組織、そして原発所内で事故に対峙する者たち、3つの異なる視点から事故を克明にとらえた。
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【写真】役所広司、竹野内豊、石田ゆり子ら登場…『THE DAYS』のワールドプレミア舞台あいさつの様子