声優の三石琴乃が31日、都内で行われた劇場版「美少女戦士セーラームーン Cosmos」（前編・6月9日、後編・6月30日公開）の前編公開直前イベントに、声優の井上麻里奈とともに出席した。

『美少女戦士セーラームーン』のシリーズ最終章となる“シャドウ・ギャラクティカ編”を前後編の二部作で公開する本作。悪の組織“シャドウ・ギャラクティカ”に次々と仲間が狙われる中、セーラームーンたちが再び戦いに身を投じていく姿を描く。

　初めて本作をお披露目する心境を聞かれると、エターナルセーラームーン／月野うさぎ役を演じる三石は「かれこれ2年前に収録したので、ようやくみなさんに見ていただけるということで感無量でございます」と目を輝かせ、三石の登場で泣き出す観客も多くいたが、観客を前にしての感想を聞かれると「あまり泣くと私も泣いちゃうから（笑）、今日は笑顔で過ごしましょう」と呼びかけた。

　また、セーラームーンのグッズを持っていたり、コスチューム姿の観客も多く、これに三石は「こういうときにみんなで持ち寄って、共有して盛り上がるのは好き！」と笑顔。セーラースターファイター／星野光役を演じ、自身もセーラームーンファンである井上が、今後発売されるセーラームーンのコラボ靴の購入を迷っていることを明かすと、三石は「麻里奈ちゃん、迷ってるとなくなるよ！」とにっこり。三石自身も1人でセーラームーンストアに行くそうで、井上が「もしみなさんがショップに行ったら、三石さんがいる可能性があります」とアピールすると、三石は「絶対分からないと思う。店員さんも何も言わないし」と嘆いて笑わせた。

　さらに、30年にも渡りエターナルセーラームーンを演じ続けてきた三石は、エターナルセーラームーンの成長や変化を聞かれると「成長という意味では、月野うさぎという女の子はあまり成長していないですね。持っているものは変わらずなんですけど、ピンチになったときには動揺してしまうんですが、今回の前編・後編を通して地球を守るプリンセスとしての強さというか、今まで頑張ってこられたからこの戦いもちゃんと終わらせるという思いがしっかり自分の中にあって、人に助けられつつも1人になっても道を選べるようになったなという変化を感じています」としみじみと語った。