【ラストマン-全盲の捜査官-】肩たたき券がつなぐ心太朗と養父・清二に視聴者感動「ウルウルなった」
俳優で歌手の福山雅治が主演を務め、俳優の大泉洋が共演するTBS系連続ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(日曜午後9時)の第6話が、28日に放送された。今回は大泉演じる警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(ごどう・しんたろう)と、心太朗の養父で元警察庁長官・護道清二(寺尾聰)の親子関係に、SNS上で感動する声が見られた。
清二の体を思う心太朗のプレゼントに「優しさが出てるよね」
俳優で歌手の福山雅治が主演を務め、俳優の大泉洋が共演するTBS系連続ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(日曜午後9時)の第6話が、28日に放送された。今回は大泉演じる警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(ごどう・しんたろう)と、心太朗の養父で元警察庁長官・護道清二(寺尾聰)の親子関係に、SNS上で感動する声が見られた。
同作は、脚本家・黒岩勉が描く1話完結の完全オリジナルドラマ。福山演じる全盲のFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見(みなみ・ひろみ)と心太朗がバディーを組み、事件を解決していく。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
護道家の別荘で清二の誕生日祝いが開かれ、心太朗と皆実も招かれる。心太朗の義兄で警察庁次長・警視監の護道京吾(上川隆也)や、京吾の息子で捜査一課の護道泉(永瀬廉)が清二にプレゼントを渡す中、心太朗はその輪に加わろうとしない。心太朗は昔の誕生日会の様子を思い出していた。
41年前に実の父親(津田健次郎)が強盗殺人を犯した心太朗は、清二の養子として育てられることに。養子に入った当初、清二の誕生日会で周囲が次々と豪華なプレゼントを渡す中、心太朗は手作りの肩たたき券を渡していた。笑顔でお礼を言う清二。しかし周囲は殺人犯の息子である心太朗を好奇の目で見つめ、うわさ話をするのだった。
皆実と心太朗は、東京郊外で発生した立てこもり事件を解決に導く。犯人は、実の父親に憎しみを抱く男性だった。自分の母親と離婚した後に大企業の社長になった父親は、再婚相手と娘とともに優雅で幸せな生活を送っていた。「同じ親の子ども」なのに、娘と自分では経済面や教育面で格差があることを知った男性は、その悔しさや憎しみから犯行に至った。しかし、裕福に大切に育てられた娘が実は養子だったことを知り、さらにショックを受けるのだった。
皆実は、「本当の親子だとか家族だとか、そんなのはどうでもいいんです。人が人を思う気持ちに理由なんてありませんから」と犯人に伝える。心太朗はその言葉を、無線越しに聞いていた。
事件解決後、皆実と心太朗は再び清二のもとを訪れ、誕生日プレゼントを渡す。心太朗のプレゼントはスマートウォッチ。「心拍数や歩数など、健康管理もできますので、使ってください」と伝える。使い方が分からないと戸惑う清二に、「分からなければ、私が教えます。いつもでも呼んでください」と答える心太朗。清二は「ありがとう」とほほ笑むと、「あぁ、そうだ」と戸棚から封筒を取り出す。「じゃあ、これを使わせてもらおうかな」と差し出したのは、心太朗が子どもの頃に渡した肩たたき券だった。
「こんなもの、まだ持ってたんですか……」とつぶやく心太朗に、清二は「引退したら使わせてもらおうと思ってね。1枚頼むよ」と肩たたきをお願いする。心太朗はチケットを1枚ちぎると、清二の後ろにまわって肩をたたき始めた。
このシーンにSNS上では「肩たたき券、今使うんだね!!」「肩たたき券で泣いている」「肩たたき券大事に取ってあったんだ……」「今日のはお目めウルウルなった」「いい話だなぁ……(涙)」と感動する声が。
また、「清二へのプレゼント……、心太朗は本当にいろいろ考えたんだろうな。自分から実家に行くのは照れくさいけど、スマートウォッチの使い方が分からないからと呼び出されるなら口実になる。肩たたき券といい健康管理できるウォッチといい、心太朗の優しさが出てるよね」と心太朗の思いを読み取る視聴者も見られた。