ジャニー氏からの性被害を訴える橋田康「問題を早く終結させるために、ジャニーズ事務所との懸け橋に」

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(享年87)からの性被害をメディアに訴えている元ジャニーズJr.で俳優・ダンサーの橋田康(37)が26日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見した。

会見に出席した橋田康氏【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した橋田康氏【写真:ENCOUNT編集部】

日本外国特派員協会で会見

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(享年87)からの性被害をメディアに訴えている元ジャニーズJr.で俳優・ダンサーの橋田康(37)が26日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見した。

 橋田は冒頭、自身の経歴を説明した。

「ジャニーズ事務所での活動は1998年からで、19歳になるまで7年間活動しました」

 そして、入所1年たった頃、宿泊先のホテルで性被害に遭ってジャニー氏から1万円を渡されたことなどを明かした上で、「実名、顔出しをすることにリスクはありますが、それはこの問題が早く終結することを望んでいるからです」などと語った。

 その後、児童虐待防止法改正の一助になることと、ジャニー氏からの性被害を訴える元ジャニーズJr.のメンバーからの相談に乗ることに言及し、「ジャニーズ事務所との懸け橋になって、被害を事実と認めてもらい、被害者への対応を求めたい。そして、クリーンな事務所になってほしい。ジュリー社長、僕らの思いに向き合ってください」などと訴えた。

 橋田は16日に立憲民主党に招かれ、同じくジャニー氏からの性被害を訴えている元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト(27)と国会でヒアリングを受けている。その際は、橋田は「13歳ごろ、(ジャニー氏から)性的被害を受けた。2回ほどあった」と証言。「子どもたちが被害に遭わず、真っすぐエンタメの世界を走れる場をつくることが大人のやること」と主張していた。

 一方、ジャニーズ事務所は14日、藤島ジュリー景子社長(56)がオカモトからの訴えを受けて、謝罪の動画と書面を発表。事実認定はなかったが、「コンプライアンス委員会」を設置して再発防止策を講じることを表明。さらには叔父・ジャニー氏と母親のメリー喜多川副社長(享年93)だけで会社の全てを決めていたことを「異常性があった」と断じ、経営体制の抜本的な見直しも宣言した。

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