女性トイレの掲示物に“不適切表現” 居酒屋チェーンが謝罪「不愉快な思いを…」
居酒屋チェーンを展開する養老乃瀧グループは24日、店内掲示物の撤去を報告して謝罪するとともに、今後の対応を発表している。
「男女のグループで一緒にご来店されることを想定して掲出しておりました」と説明
居酒屋チェーンを展開する養老乃瀧グループは24日、店内掲示物の撤去を報告して謝罪するとともに、今後の対応を発表している。
問題となったのは、SNS上で物議をかもした女性トイレ内の掲示物。「おやじが喜ぶお店にご来店いただきありがとうございます」というメッセージから始まり、「女性が来てくれるなんてとっても嬉しいです!!」「また、わいわいガヤガやおやじの相手をしてあげてください」などの言葉がつづられていた。
来店した女性のSNS投稿が拡散され、23日には養老乃瀧グループが撤去を発表するとともに謝罪。今回の発表ではあらためて撤去を報告して「お客様への配慮を欠く表現が含まれたもの」とするとともに、次のように説明している。
「一軒め酒場は、『安いだけではなく、しっかり美味しいことで、おやじを喜ばせたい』というコンセプトのお店ですが、2022年7月に川崎仲見世通り店の店舗リニューアルを行った際に、女性にも利用していただけるように、女性トイレの改装とアメニティを提供するサービスを行い、今回の表示物を掲出しておりました。
今回の表示物は男女のグループで一緒にご来店されることを想定して掲出しておりましたが、弊社の認識の甘さや意識の欠如により、多くのお客様に不愉快な思いをさせてしまう表現となってしまいました。大変申し訳ございません」
そして、「今後は、お客様の立場や視点に立ち、社会にあわせた社員の意識のアップデートをおこなうべく、外部の指導も仰ぎながら、改善に努めます。また、店内表示物の見直しを行うとともに、社内のチェック体制を強化してまいります」として、「この度は誠に申し訳ございませんでした」とあらためて謝罪した。