10日放送のTBS系の情報番組「サンデー・ジャポン」は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の延長問題などを取り上げた。

　実業家の堀江貴文氏がリモート出演し、緊急事態宣言そのものが必要ないと主張。さらに「給付金なんかすずめの涙」と政府の経済対策を一蹴した。

　これに対し、元国会議員のタレント・杉村太蔵は「私たちが考えなくてはいけないのは医療現場。なぜこれだけ亡くなられた方も欧米に比べて少なく抑えられているかというと、やっぱり政府が緊急事態宣言を出して、私たち国民の8割9割が外出自粛(要請)に従って協力している。そのたまものだと思います」と反論した。

　堀江氏が「一生このまま家から出ないようにしますか、それともウイルスと共存する道を歩みますか」と話すと、「一生家にいろなんて、政府、自治体どこの誰が言っているかという話。これから家賃補助も出てくる。この支援策をきっちり利用して乗り越えようとそういう前向きな気持ちになるべきだと思います」と続けた。

　ここで、元経産官僚の岸博幸氏が「だから太蔵君、ダメなんだよ」と杉村にダメ出し。

「対策は不十分なんですよ。全然足りない。政府が緊急事態宣言を延長するならもっと対策をしっかりしなきゃダメなんですよ」と政府の補償は不十分だと指摘し、杉村の見解を批判した。

　杉村は「その負担、巡り巡って誰が負担するかといったら、私たち国民の税金。みんなで負担し合わなきゃいけない」と結局は将来、国民の負担が増えることになると付け加えた。