たけし、吉村知事にパチンコ店公表は逆効果と指摘「かえって行ってしまうというのが我々の意見」
9日放送のTBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」で、ビートたけしと大阪府の吉村洋文知事が休業要請に応じないパチンコ店について激論を交わした。
吉村知事は特措法の限界を指摘
9日放送のTBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」で、ビートたけしと大阪府の吉村洋文知事が休業要請に応じないパチンコ店について激論を交わした。
たけしは「パチンコ屋の名前を出すってのはどういう意味なのかな。そのパチンコ屋の名前が上がったら、あそこやってるんだってかえって行ってしまうというのが我々の意見なんだけど」と、逆効果であると突っ込んだ。
吉村知事は「公表は『このパチンコ店には行かないでください』という意味での公表なのと、もう一つは法律の特措法で要請をかける時は公表しなければいけないという義務の規定があるということです。それから大阪でいうと、700店舗ぐらいある。ほとんどが応じてくれてる。最後どうしても応じてくれないところは法律に基づいてやらざるを得なかった」と説明した。
すると、たけしは「言うことを聞かないパチンコ屋って意味なんだ?」と直球攻め。吉村知事は「そうですね。言うことを聞く義務はないけど、こちらもお願いベースですけど、公表するのが義務」と話した。
さらに、たけしは「社会に対しては悪い野郎だという意味ですか?」「ハナからそれ言ったほうがいいのに。ろくでもねえとこだって言っちゃったほうがいいんじゃねえかと思うんだけど」と畳みかけ、ヒートアップ。
最後は「法令とかいろんな条例かなんかで、強制的にやめさせるわけにはいかないっていう日本の今の状況は、ある専門家に言わせたら、コロナ自体の収束に非常に邪魔しているところがよくあるって言われますけど、そんな感じがしますね」と問いかけた。
吉村知事は「そうですね。特措法でもっと強制的に知事の権限で閉めさせれることができたらいいと思いますし、認可取り消すぐらいの権限を与えてくれたらいいんですけど、そういう状況じゃなくて、最大限できるのが公表というところです」と、特措法の限界を指摘した。