【光る君へ】本郷奏多が花山天皇役に意欲「楽しみながら演じたい」
NHKは23日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、俳優・本郷奏多が花山天皇(かざんてんのう)を演じるとした。花山天皇は65代天皇。東宮(皇太子)のころから、紫式部(まひろ)の父・為時による漢籍の指南を受ける。即位後、兼家の孫である懐仁が東宮となったために、早々の譲位を画策され、大事件が起きるという。
24年のNHKの大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者発表
NHKは23日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、俳優・本郷奏多が花山天皇(かざんてんのう)を演じるとした。花山天皇は65代天皇。東宮(皇太子)のころから、紫式部(まひろ)の父・為時による漢籍の指南を受ける。即位後、兼家の孫である懐仁が東宮となったために、早々の譲位を画策され、大事件が起きるという。
本郷は花山天皇を演じることについて「花山天皇という役を演じさせていただきます。変わりものである印象も受けますが、若いながらも積極的で面白いキャラクターだと感じました。波瀾(はらん)万丈な人生を生きた人物であるため、さまざまな状況や立場を演じることでしょう。いろいろな表情を見せられるよう、楽しみながら演じたいと思います」とコメント。
『麒麟がくる』(2020年)が初大河。当時を「関白という立場だったので、俳優として大先輩である方々から頭を下げられるシーンも多く、なんとも言えない不思議さがありました」と回顧した。
約1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみについては「セットだけでなく、さまざまな地方でもロケがあると聞いています。行ったことのない場所にも何か所か行けそうなので、とても楽しみです。また、天皇という立場は初めてなので、所作やしきたりなど勉強できたらと思います」と語った。
古都京都の印象や思い出もコメント。
「『カムカムエヴリバディ』の撮影などで、京都は何度か訪れたことがあります。古き良き情景が残る素敵な土地ですので、舞台となるのがうれしいです」
作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。