朝倉未来が社長を務める格闘技エンターテインメント「BreakingDown8」（ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合配信）が21日、行われている。日韓対抗戦8試合目となる第26試合は、“150キロラガーマン”のノッコン寺田が元極道のキム・ジェフンに判定負けを喫した。

　オーディション、前日会見、計量で大乱闘を繰り広げた両者の喧嘩がついに行われた。ノッコン寺田は、オーディションでジェフンに2度の水かけ、会見ではガムを投げつけた。ネット上では「日本の恥」と言われていた。

　前日会見ではジェフンがノッコン寺田の無礼にブチギレ、過呼吸に。会見途中であったが、怒り狂い帰ってしまっていた。

　2つの国の重戦車がぶつかる。序盤はノッコン寺田がフックを当て、後半はジェフンが盛り返し、パンチを顔面に当てていた。両者の打撃が当たるたびに会場からは拍手が起きていた。

　ジャッジ全員がジェフンを支持し、判定勝ちを収めた。試合前は「殺す」とブチギレていたが、試合後は熱い抱擁（ほうよう）。観客に向かっておちゃめにポーズを取ると大歓声。日本のファンの心をつかんでいた。

　ジェフンはマイクを持つと「ノッコンさん。お疲れ様でした。ところで謝罪すべきではないですか。謝罪してください！　だったら許します。ノッコンさーん！　来ないんですか！」とノッコンコール。

　1度会場を後にしたノッコンはコールを聞いて戻ってくると「思ったよりめっちゃ強かったんだけど、やばない？　立ってるのも必死」とジェフンに賛辞を贈った。

　さらにジェフンはノッコン寺田とのタッグ結成を宣言。最後はノッコン寺田が「韓国最高！」とジェフンが「日本最高！」とさけんでケージを後にした。