市川猿之助が休演の明治座 公演継続は「歌舞伎を愛してくださるお客様へのご恩返し」
救急搬送された歌舞伎俳優市川猿之助(47)が休演中の明治座(東京・日本橋浜町)が19日、公式サイトに「明治座としての想い」を掲載した。
猿之助の所属事務所は「情報把握に努めている」
救急搬送された歌舞伎俳優市川猿之助(47)が休演中の明治座(東京・日本橋浜町)が19日、公式サイトに「明治座としての想い」を掲載した。
「【市川猿之助奮闘歌舞伎公演】公演再開にあたって」と題した文章には、明治座が150年にわたって歌舞伎とともに歩んできたことが記され、節目の年に約2か月にわたって歌舞伎を上演することは「歌舞伎への、そして歌舞伎を愛してくださるお客様へのご恩返しの気持ちでの上演でもございました」。 その上で、「多くのお客様から公演継続のお言葉をいただき、歴史も踏まえまして明治座としては、明治座での歌舞伎を楽しみにしてくださるお客様のために製作の松竹様と協議の上歌舞伎役者の皆様、関係者スタッフの皆様と力を合わせ公演継続することといたしました」と説明している。
明治座は既に昼公演は20日から市川團子(いちかわ・だんこ=19)が代役となることを発表している。團子は俳優の香川照之(57)こと、歌舞伎俳優・市川中車の長男。猿之助にとって香川はいとこで、かわいがっていたその息子の團子が代わりに平知盛を演じることになった。夜公演は、18日から中村隼人(29)が引き続いて猿之助の代役を務める。
また、猿之助の所属事務所は19日、公式サイトでコメントを発表。猿之助について「警察ならびに病院にて対応をいただいているものと認識しております。引き続き各方面からの情報把握に努めているところでございますが本日(5/19 18:40)時点で、弊社として報道を超えた情報を把握いたしておりません」としている。
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【写真】明治座に掲げられている市川猿之助ののぼり