【今週のエール】朝ドラの定番・喫茶店が登場 過去に「SUNNY」「パーラー白薔薇」「リアス」

NHK連続テレビ小説「エール」の第6週「ふたりの決意」が4日から8日まで放送された。世界的な不況のあおりを受け、イギリスへの留学が取り消しとなった裕一(窪田正孝)。心を閉ざしてしまった裕一を音楽の道へ戻そうと、音(二階堂ふみ)は奮起する。

「エール」【写真:(C)NHK】
「エール」【写真:(C)NHK】

朝ドラに喫茶店は必要不可欠。あなたのお気に入りは?

 NHK連続テレビ小説「エール」の第6週「ふたりの決意」が4日から8日まで放送された。世界的な不況のあおりを受け、イギリスへの留学が取り消しとなった裕一(窪田正孝)。心を閉ざしてしまった裕一を音楽の道へ戻そうと、音(二階堂ふみ)は奮起する。

 音楽の道で自分の幸せを追うことを決意し、家を飛び出した裕一。東京でコロンブスレコードと契約を交わし、音と新生活を送ることになった。しかし、なかなか新居が決まらず、喫茶店に入ることに。竹取物語になにかと縁を感じていた裕一と音は、この喫茶店の「バンブー」という名前に惹かれる。バンブーの店主・梶取保(野間口徹)と妻の恵(仲里依紗)に出会った2人は、店の裏にある家を紹介され、そこを新居として新生活をスタートさせることを決める。

 朝ドラにたびたび登場する喫茶店。主人公たちの居場所になったり、癒しになったり、時には言い争いの舞台になったり……。劇中で喫茶店という装置が果たす役割は大きい。「エール」でも、喫茶バンブーのマスターである梶取夫妻はその軽快なやりとりで物語に華を添える。

 前作「スカーレット」では「喫茶SUNNY」が登場。第21週「スペシャル・サニーデイ」では、この喫茶SUNNYを舞台にしたエピソードが描かれた。他には「まんぷく」で福子(安藤サクラ)が働いていた喫茶店「パーラー白薔薇」、「あまちゃん」ではいまだにファンの間で根強い人気を誇る「リアス」などが登場し、劇中で重要な役割を担ってきた。

 憩いの場としてだけではなく、苦悩し、成長していく主人公たちを見守る視聴者と同じ目線にもなりえる喫茶店という存在。喫茶バンブーの梶取夫妻が、裕一と音にどう関わっていくかにも注目したい。

次のページへ (2/2) 新居を構えた裕一と音
1 2
あなたの“気になる”を教えてください