俳優の高畑充希と田中圭がダブル主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『unknown』（火曜午後9時）の第4話が、9日に放送された。今回は吉田鋼太郎演じる闇原海造の“圧の強さ”が話題になっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

同作は、「秘密・知られざる一面＝unknown」を抱えて生きてきた男女の愛を描くオリジナルラブサスペンスドラマ。『週刊熱波』のエース記者・闇原こころ（高畑）と、バツ1の交番勤務警察官・朝田虎松（田中圭）は交際1年を迎え、結婚を意識するように。しかし、こころの正体は吸血鬼だった。また、虎松は父親が殺人犯という過去を抱えている。

　吉田演じる海造はこころの父で吸血鬼。ナイトドクターとして勤務している。第4話では、不倫スキャンダルスクープの逆恨みからプロレスラーに刺されてしまったこころの相棒カメラマン・加賀美圭介（町田啓太）が、海造の勤務する病院へ入院した。しかし加賀美はすぐに退院してしまう。

　ベッドで目が覚めた加賀美の前にたたずむ海造は、スクラップブックを見せる。「こころが書いた記事は、こうやってスクラップしてるんだ。きみの写真もなかなかセンスがいいと思う。被写体の心にうずまく動揺が……こう……あぁぁぁぁ～！！！伝わって来るようで」と叫びながら顔を近づける。そして「こころをかばってくれてありがとう」と、プロレスラーから娘を守った加賀美に低い声で感謝を伝えた。

　また別日に目を覚ました加賀美の前には、仁王立ちで見下ろす海造が。海造はまたも静かに「ありがとう」と伝えた。また別の日には、目覚めた加賀美の目の前に海造の顔が。驚く加賀美に、海造は「ありがとう」と言いながら布団をかけるのだった。加賀美は、「なんか……圧が……強くて……」と早めに退院した理由をこころに伝えた。

　また別のシーンでは、海造の愛妻家ぶりが明らかに。妻でこころの母のニュースキャスター・伊織（麻生久美子）にメロメロの海造は、自宅に伊織の絵画や等身大パネルを飾っている。

　虎松の父親が起こした20年前の事件を調べていたこころは、伊織に事件のことを聞くために実家を訪れた。すると海造は、「ママのニュースなら、パパぜ～んぶ録画してるぞ！」と笑顔を見せ、「一度、野球中継が延びてとれなかったことがあって、それはパパは死ぬほど後悔してる！」と悔やんだ。

　海造の部屋の棚には、伊織が出演したニュースの録画DVDがところ狭しと並べてあり、1本1本に件名がラベリングしてあった。海造のコレクションを見たこころは、「愛……重っ……」とつぶやいた。虎松の父が起こした事件のニュース映像を見ているこころの背後に、気配を消してそっと近づく海造。ニュースを伝える伊織を見つめながら、「ママ、きれいだな～」と惚れ惚れするのだった。

　しかし、こころから虎松の父親が殺人犯であることを聞いた海造は驚がくし、「O～M～G～！」と大声をあげて激高。虎松が殺人犯の息子であることではなく、隠し事をしていたことに憤り、結婚に反対した。

　テンションがコロコロ変わる海造に、「圧強すぎ」「ゆっくり入院出来ないほどの圧」「こんなん怯えるな（笑うな）って方が無茶だわ」「何度見てもこころパパの圧とインパクト慣れないです（笑）」といった声が上がった。

　ドラマ終盤、父親が殺人犯であることを言えないままの虎松は、こころの実家を訪れる。そこで虎松は、すでにこころが事実を知っていたことを把握。こころは海造と伊織に自分の気持ちが変わらないことを伝えていた。こころの思いを知った虎松は声を押し殺して泣くのだった。その姿に気づいた海造は、「娘を傷つけたらただじゃすまないからな」と伝え、「それと、これからは一人で抱え込むのはやめないさい。頼りになるのは、家族だけなんじゃないのか」と受け入れた。

　SNS上では、「こころのパパのセリフ……泣いたぁぁぁ」「圧が強い割にはビシッと決めるところは決める闇原パパ」「あんなに反対してたのに、パパのこころへの愛も半端ない」といった声も挙がっている。