相撲ドラマ『サンクチュアリ』、撮影現場は「アスリート仕様」 ジムに仮設プール、栄養士による指導も
Netflixシリーズのドラマ『サンクチュアリ -聖域-』が今月4日より世界最大級の動画配信サービス「Netflix」で配信されている。スペシャル映像やディスプレイアートが続々と解禁された。ドラマ制作秘話も明かされている。
元プロ格闘家の一ノ瀬ワタルが主演の話題のドラマ
Netflixシリーズのドラマ『サンクチュアリ -聖域-』が今月4日より世界最大級の動画配信サービス「Netflix」で配信されている。スペシャル映像やディスプレイアートが続々と解禁された。ドラマ制作秘話も明かされている。
同ドラマは借金・暴力・家庭崩壊……と人生崖っぷちで荒くれ者の新人力士・猿桜(一ノ瀬ワタル)が大相撲界でのし上がろうとする姿を、痛快かつ骨太に描く人間ドラマ。猿桜を筆頭に、相撲愛にあふれるも体格に恵まれない清水(染谷将太)や、相撲番に左遷(させん)された新聞記者・国嶋(忽那汐里)ら、ドン底でもがく若者たちの“番狂わせ”がはじまるというストーリーだ。
“ガチ”の大相撲を追求するにあたり、元プロ格闘家の一ノ瀬ワタルを筆頭にキャストたちは、肉体改造の専門家や、プロのスポーツトレーナーや栄養士の指導を撮影開始のほぼ1年前から受け続け、本格的な稽古を敢行。相撲監修に元大相撲力士・維新力浩司を迎え、心・技・体のすべてを限りなく力士に近づける役作りに挑んだ。
撮影現場には力士役のキャストのためにジムが併設され、トレーニングや撮影後に体を休ませるための仮設プールが持ち込まれるなど完全にアスリート仕様だったという。
ダイナミックバトルが描かれた、今作のスペシャル映像が解禁されている。併せて、前代未聞の大相撲バトルを予感させるさまざまなシーンが切り出されたディスプレイアート(Netflixのサービス上でメンバーごとにパーソナライズされて表示されるアート)も4日より解禁された。
解禁された映像では、「土俵にはね、金・地位・名誉、全部埋まってるんだよ」「1500年以上の歴史の中で、横綱に上り詰めたのはたったの72人だ。異常の上に成り立つ異世界」と唯一無二な大相撲の世界が語られつつ、実際の取組と見まがうほどダイナミックでヒリヒリする大相撲シーンが描かれていく。
解禁されたアートでも、塩まき・四股・取組直前の対峙(たいじ)……など、劇中で描かれる“ガチ”な大相撲の迫力の一端や様式美を味わえる。特別なイラストバージョンや猿桜が大量の札束を手にニヤつきを隠せない瞬間を映した異色バージョンもあり、猿桜が魅せる人間味丸出しな素顔にも注目だ。
Netflixのサービス上でどのアートが表示されるかは各メンバーの視聴履歴に基づいてアルゴリズムにより最適化されているため、並べて見ることができるのは貴重な機会となっている。