母子家庭で育ったYA-MAN、キングカズ息子・三浦孝太は「おぼっちゃん」 1R・KO宣言「怖い思いをさせる」
格闘技イベント「RIZIN.42」(6日、東京・有明アリーナ)の試合前インタビューが4日、都内で行われた。MMAデビュー戦のYA-MANが現在の心境や対戦相手である三浦孝太(BRAVE)について語った。
青木真也と練習も「あんまり聞き取れていない」と冗談とばす
格闘技イベント「RIZIN.42」(6日、東京・有明アリーナ)の試合前インタビューが4日、都内で行われた。MMAデビュー戦のYA-MANが現在の心境や対戦相手である三浦孝太(BRAVE)について語った。
昨年11月に白鳥大珠に敗れて(キックボクシング)以来の試合だ。現在の心境について「やれることを全部やってきたんで、もう試合が楽しみですね」と余裕の表情を見せる。
MMAデビュー戦だ。今回新たに取り組んだことはもちろん「グラップリング」。「ここ1か月は打撃の練習はしていない。週6で朝夜でグラップリング、MMAをやっている。スタンドの練習というのはほぼやっていないです」と明かす。
三浦を「寝技が上手い選手」と語り、試合展開について「ラウンドが長引けば不利になる」と警戒していた。
「ラウンドが長引くと寝技の展開になる確率が増えるのかなと思っています。総合格闘技って自分の強いところを相手の弱いところにぶつける。自分の弱いところってあからさまに寝技だと思う。時間が長引けばそういう局面が増える。だからこそ1Rで終わらせにいくという感じです」
父は違法薬物で捕まり、母子家庭で育ったYA-MANとキングカズこと三浦知良の息子である孝太は対照的な環境で育ってきた。
そんな三浦について「すごい家系のおぼっちゃん。自分みたいな人種と関わってこなかったと思う。いざ対戦するときに怖い思いをさせてやろうと思う」と口にし「本物の格闘家とやるのは、彼は初めてだと思う。向かい合っただけでプレッシャーを与えます。いつも通り殺す気で行きますよ」と豪語した。
その上で勝利して得るものについて問われると「自分はもう別に自分自身に欲がなくなってきて、自分が戦うところを見てもらって何かを感じてもらう。自分と同じような環境の人だったり、辛い思いをしている人たちに何かを感じてもらう、そういう試合を届けたい。自分が何が欲しいとかは今はないっすね」と話した。
名門ジム「TRIBE TOKYO MMA」でもMMAの技術を練習している。SNSでは現在も戦い続けるレジェンド・青木真也とも戦う様子を投稿していた。心に残ったアドバイスについて問われると「『大丈夫っしょ』(かすれた声)ですね。あんまり聞き取れていないです。体で教えてもらったので、言葉はあまり聞き取れなかったです」と笑顔で振り返った。