加藤浩次、暴走する自粛警察に苦言「間違った善意というのは悪意」

日本テレビ系「スッキリ」は7日、全国で多発する“自粛警察"を特集した。

加藤浩次【写真:Getty Images】
加藤浩次【写真:Getty Images】

コロナ関連の110番通報が急増

 日本テレビ系「スッキリ」は7日、全国で多発する“自粛警察”を特集した。

 飲食店などに過剰なまでの自粛を求める市民の行動が問題化している。番組では警視庁の調べとして、新型コロナウイルス関連の110番通報が、3月の約200件から4月に約1300件に急増したことを紹介。「自粛中に営業しているのはおかしい」「公園で子供が遊んでいる」などの声があった。

 一方で、山梨県の20代女性が陽性確認後、高速バスで都内に戻った問題では、ネット上で個人情報を特定する動きが活発化。女性とは全く関係のない会社が勤務先とされ、誹謗中傷が殺到する事態となった。

 番組では、自粛警察の被害に遭った都内の飲食店やライブバーを取材。いずれも都の要請に従っていたものの、ガラスを割られたり、貼り紙による嫌がらせを受けた。

 MCでお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次は、「自粛警察は本人にとっては善意なのかもしれない。もっと減らせという善意。でも、これって間違った善意。間違った善意というのは悪意です。ここを間違ってはいけない。ガラスに石をぶつけるとか考えられない。しっかりその人たちはルールを守ってなんとか生活をやろうとしている」と苦言を呈した。

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