【教場0】シンママ刑事・隼田聖子の“闇”に視聴者衝撃「ヘビー」「残酷で辛すぎる」

俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(月曜午後9時)の第4話が、1日に放送された。今回はシングルマザーの新人刑事・隼田聖子(新垣結衣)の過去が明らかになった。

新垣結衣【写真:舛元清香】
新垣結衣【写真:舛元清香】

弱音を吐けない隼田が初めて吐いた弱音

 俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(月曜午後9時)の第4話が、1日に放送された。今回はシングルマザーの新人刑事・隼田聖子(新垣結衣)の過去が明らかになった。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、2020、21年に新春SPドラマとして放送された『教場』『教場II』シリーズの連続ドラマ。『教場』『教場II』では神奈川県警の警察学校を舞台に、木村演じる冷徹で“最恐”の教官・風間公親(かざま・きみちか)が生徒たちをふるいにかけたが、今回は風間が警察学校に赴任する前に、“刑事指導官”として新人刑事を指導していた時代を描く。

 キャリアの浅い若手刑事が風間とバディを組まされ、実際の殺人現場で捜査の基本を叩き込まれていく教育システム・通称“風間道場”。風間教場に選ばれた新人刑事は自分の無力さを痛感しながら成長していく。また、刑事時代に右目が義眼になった風間が、なぜ冷酷無比な人格になったのかも明らかになる。

 あるとき、人気工芸家の浦真幹夫(淵上泰史)が、自宅のリビングで死体となって発見された。調査を進めるなかで、隼田は19歳の大学生・萱場千寿留(生見愛瑠)にいきつく。隼田が千寿留の自宅を訪れると、2日前に子どもを出産したばかりだった。大家から赤ちゃんの足に傷やあざがあることを知らされた隼田は、1人で千寿留に事情を聞くことに。

 千寿留の事情を聞いた隼田は、赤ちゃんの足の傷を確認することはなかった。以前の部署で児童虐待防止に取り組んでいた隼田だが、風間から「虐待疑惑から目をそむけているように見えるが」と指摘される。

 隼田は「弱音を吐いてもいいですか……」と過去を打ち明け始める。警察学校の同期だった元夫と結婚した隼田は、夫婦共に交番勤務で不規則な生活を送っていた。隼田の娘が3歳になった頃から、元夫が娘を虐待するように。

「食べ物をこぼしたり、嘘をついたりすると、夫は浴室に連れて行って、罰としてシャワーの前に立たせました。水を浴びせたんです、頭から冷たい水を何時間も……私は見て見ぬふりをしたんです……」と当時の様子を明かす隼田。「だって、娘がうるさくて、朝だって早くから起こそうとする。疲れてるって言うと泣きだす……。泣かれると頭が痛くなって……静かにしてくれるならって……夫よりひどいですよ、私は……。児童虐待防止に取り組んでいるのは罪を償うためでした。でも本当は、私にそういう人たちを責める資格はないんです」と、胸の内を明かした。

 隼田の抱えた闇にSNS上では、「4話がかなりヘビーで泣ける……」「自分が見てきた刑事ドラマの中でトップ3に入るくらい残酷で辛すぎる回だったと思う」とショックを受ける声が。

 ドラマ終盤、事件を解決した隼田は風間に警察を辞めると告げる。「娘にひどいことをしたのに、過去をないことにして、良い母を演じていました。誰にも相談せず、嘘をついてきたんです」と自身の弱さを認める隼田。風間は、「時間をかけて話せ。今日まで過ごしてきた時間と同じくらいの時間をかけて話せ」と、娘と向き合うよう伝える。そして、「少年係に戻ったら君にはやることが山積みだ。虐待に苦しんでいる子ども、悩んでいる親、みんなが君を必要としている」と、子育てしながら働く隼田の背中を押すのだった。

 SNS上では、「『弱音を吐いていいですか』の『弱音』が、隠し通してきた隼田の本心の苦悩だった」「隼田の弱音は、弱音というより懺悔。それを全部受けとめ、導く風間教官は感情を殺して冷たいけれど、そこに誰より優しさがあるのがよい」といった感想が挙がっている。

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