格闘技イベント「FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」（2023年4月29日、東京・代々木第一体育館＝ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継）メインイベント第9試合、フェザー級（66キロ）RIZIN MMAルール 5分×3R

　メインイベントでは、1年4か月ぶりのMMA復帰戦となった朝倉未来（トライフォース赤坂）が前フェザー級王者の牛久絢太郎（K-Clann）に3-0の判定勝ちを収めた。2021年10月の萩原京平戦、同年大みそか斎藤裕戦での勝利に続きMMA3連勝となった。

　RIZINフェザー級の主役が帰ってきた。1Rは静かな立ち上がり。未来は1分たってようやく相手の体にしっかり触れる。それから50秒たって一気に距離を詰めると左フックを当てる。そのままケージ際での展開になるが、脇を差されてしまい、グラウンドに引き込まれてしまった。しばらく膠着状態が続きブレイクに。立ちの展開になるとケージの中央に位置を取り、常にプレッシャーをかけていった。

　2Rも未来がプレッシャーをかける展開。ミドルキックを牛久に打ち込む。1分30秒、リングの中央付近でグラウンドに引き込まれたが、トップポジションで牛久を固め、パンチを腹に打ちこんだ。膠着状態になり再度ブレイク。スタンドになったところで左膝蹴りを当てた。

　3R、牛久がすぐに引き込んでくるのを冷静に対処する。膠着しブレイク。スタンドでは、牛久の打撃を見切り、右フック当てる。2分30秒、打ち合いになると未来はニヤリと笑い、ジャブ、フックと打撃を当てていく。3Rを通して試合を支配。ジャッジは3人とも未来を支持した。

　この結果にネット上のファンからは「強かった！出てこない相手への圧の掛け方とボディへの有効打で文句なし」「未来選手強かったけど、KO見たかったな」「牛久の引き込みに全く動じてなかった」「判定でも十分におもしろい！独特の緊張感があるんだよ」「クレベル戦見たいな」「次誰とやるの？」「これで平本戦は完全消滅か…」などと様々な声が上がった。