「僕も自分に幻想を抱いている」 平本蓮の自信の根源、空手師範への信頼「心の相棒」
格闘技イベント「FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」の試合直前会見が27日、都内で行われた。ダブルメインイベントで斎藤裕(パラエストラ小岩)と対戦する平本蓮が「平本幻想」に対する思いを明かした。
岩崎達也氏が今回のセコンドに
格闘技イベント「FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」の試合直前会見が27日、都内で行われた。ダブルメインイベントで斎藤裕(パラエストラ小岩)と対戦する平本蓮が「平本幻想」に対する思いを明かした。
元々K-1ファイターだった平本は、斎藤戦でプロMMA5戦目。これまでの戦績は4戦2勝2敗だ。しかし前戦である昨年11月の弥益ドミネーター聡志戦は、ファンを一気に「幻想」にいざなった。
弥益戦では空手を本格的に取り入れ、相手が打撃を放つとそれに合わせてカウンターを数発放つ。本人曰く「ストライカーの塩漬け」の打撃で格上の弥益を圧倒。相手の得意とするグラウンドにも移行させず、完封での判定勝ちだった。
今回の試合にも「幻想」を抱くファンが多い。相手はこの試合でキャリア30戦目、年齢も11個年上の格上だが「平本なら何かあるかもしれない」という声も少なくないのが現状だ。平本がその「幻想」に言及する。
「僕も実際自分に幻想を抱いています。自分がリングに上がってしまったらとんでもないモンスターになる。そういう準備はできました。自分自身もこの幻想が現実になるように一生懸命当日は戦います。絶対勝ちます。それだけは言えます」
空手の師範である岩崎達也氏に全幅の信頼を置いている。その練習も「幻想」の根源になっている。
「岩崎先生は心の相棒という感じ。すごい信頼感を持って今回も準備をしてきました。今まで岩崎先生はセコンドには付かず、近くの別の場所にいて指示を飛ばすようにしていました。でも今回からはセコンドも岩崎先生に頼んだので安心感はすごい。試合中に必ず良い影響をもたらしてくれるだろうなと思います。自信がすごい。本当にチームでやってきたというのが試合に出ると思います」
その上で「今回、自分の持ち味を出しつつ、空手をうまく融合させたスタイルを本当に完成させました。試合を楽しみにしてもらいたいです」と豪語していた。