瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、新型コロナウイルスの影響により握手会やコンサートの延期・中止が続くなか、「手作りミサンガプレゼント企画」や映像配信サービスを介してメンバーが日替わりでオリジナル体操をする「みんなでSTU体操」など、支えてくれるファンとともにこの状況を乗り越えようとさまざまな試みを行っている。メンバーは今、「おうち時間」をどのように過ごしているのか、今後挑戦したいことを含めて紹介していく。

　今年1月、初代キャプテンの岡田奈々から任命され、2代目キャプテンとして新生STU48を先頭に立って牽引する今村美月は、グループ史上最高難度のダンスと言われるAKB48 54thシングル「NO WAY MAN」のセンター争奪緊急ダンスオーディションで、グループ総勢105名の中からトップ3に選出され、センターに抜擢されるなど高いダンススキルを持つ。

　STU48メンバー5名によるガールズバンド「青い向日葵」ではギター/ボーカルを担当。これまでも個別握手会の特別企画「STU48祭」や日々配信している「SHOWROOM」でその腕前を披露してきた。外出規制による「おうち時間」では、ギターの練習のほか、料理にも積極的に挑戦。バターチキンカレーやカルボナーラ、ガーリックトーストなど、レパートリーを広げているという。

「私はコロナの自粛中に、今までやりたかったけどやってこれなかったギターの練習とか、お料理をしたりしています。時間があることによって趣味の幅が広がって、そういう面では楽しく生活を送っています」

　3月28日に予定されていた3周年コンサートが中止。5月27日のリリースが決定していた5thシングルも延期と、今は我慢の時が続く。そのなかでも今村は、今後挑戦したいことについて、「ギターに携わっていきたいです。いつかギター関連のお仕事ができたり、自分で曲を作れたら素敵だなと思っています。あとはオシャレになれるように研究中です」としっかりと目標を見据えている。

「みなさんも普段できない、時間があるからこそできるような趣味とかやりたいことを見つけて、幅を広げていただければ、楽しく生活ができるんじゃないでしょうか。コロナ自粛中は外出できなかったり、いろいろ心苦しく思うこともありますが、乗り越えていきましょう！　みんなで頑張ろー！」

　今直面している試練も、今村がキャプテンとして大きく成長するための糧にきっとなるはずだ。

□今村美月(いまむら・みつき)、2000年2月19日生まれ、広島県出身。STU48 1期生。AKB48グループ屈指のダンスと歌唱力だけでなく、全体を俯瞰できる広い視野やメンバーを包み込む優しさを備えた“スーパーアイドル”。今年1月に2代目キャプテンに就任した。ニックネームは「みちゅ」。