外出自粛で触れ合いほしい! 米国では保護犬迎える家族急増、日本はオンライン譲渡会開催
新型コロナウイルスによる死者数が世界でもっとも多い米国だが、家族に迎えられる保護犬たちが急増し、人間も保護犬たちによって孤独やストレスが癒されているという。人間も保護犬も思わぬハッピーな出会いに恵まれた米国。日本はどうなのか。
人間も犬も我慢、我慢の日本
新型コロナウイルスによる死者数が世界でもっとも多い米国だが、家族に迎えられる保護犬たちが急増し、人間も保護犬たちによって孤独やストレスが癒されているという。人間も保護犬も思わぬハッピーな出会いに恵まれた米国。日本はどうなのか。
日本でも米国と同じく保護動物のシェルターの多くは休業となっていて、譲渡会も軒並み中止。日本トップクラスの保護・譲渡数の広島県・神石高原町の保護犬シェルター「ピースワンコ・ジャパン」も状況は同じで、「例年はGWにはかなりの方が保護犬の見学に来るが、今はシェルターを休業せざるを得ない」という。
そんな中でも、少しでも保護犬と家族の出会いを増やそうと、「ピースワンコ・ジャパン」では5月4日、インスタグラムやフェイスブックで初のオンライン譲渡会を開催。約130人が視聴に訪れた。その後の個別の問い合わせは「チラホラ」ではあるが、「5月5日と6日にも開催するので、ぜひ多くの方に参加していただきたい」と語った。
その他のシェルターにも問い合わせたが連絡がつかなかったり、「通常と変わらない」との返答だったりで、“出会い”は特別増えてはいないようだ。あるシェルターによると、「日本人は動物を飼うことに対して責任感が強いですし、今はみなさん、自分のことで精いっぱいなのでしょう。家にいる時間が増えて触れ合いを犬や猫に求める人が増えているとの声も聞くが、ペットショップに問い合わせているのではないか」とのことだった。
念のため、ペットショップに電話をかけてみたがつながらず、ホームページを見ても休業している店が多いようだ。外出自粛が求められているので当然か。ツイッターには「ペット飼っていればステイホームが超充実してそうなのになあ~。ペット飼いたい」「ステイホーム1人寂しく生き物を飼いたいけどもペット不可だわ」などの声が。一緒に暮らす家族として犬や猫を求めてはいても、現実的に考えて諦めている様子。もちろん一時的な感情で飼うのは厳禁だが、人間も保護犬もどちらも我慢の日本。オンライン譲渡会でも見に行って慰めとするしかない!?