“怪物”重岡銀次朗「ぶっつぶす」 試合後には「兄貴のセコンドについちゃおうかと」

ボクシングの「3150FIGHT vol.5」は16日、東京・代々木第二体育館で行われる。ミニマム級(47.6キロ以下)ダブル世界戦の前日計量が15日、都内で行われ、出場する4選手がいずれもリミットで一発パスした。

クアルトとにらみあう重岡銀次朗(中央は亀田興毅ファウンダー)【写真:(C)3150FIGHT】
クアルトとにらみあう重岡銀次朗(中央は亀田興毅ファウンダー)【写真:(C)3150FIGHT】

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 ボクシングの「3150FIGHT vol.5」は16日、東京・代々木第二体育館で行われる。ミニマム級(47.6キロ以下)ダブル世界戦の前日計量が15日、都内で行われ、出場する4選手がいずれもリミットで一発パスした。

 IBFの暫定王座決定戦に臨む同級4位・重岡銀次朗(ワタナベ)、相手の同級3位レネ・マーク・クアルト(フィリピン)はともに47.6キロでパス。ともに仕上がったボディーを披露した。髪を明るい金に染めた銀次朗は、フェイスオフではクアルトをにらみつけ、視線を外さなかった。

 その後の会見では、「明日はおれがKOで必ず勝ちます。兄貴と2人で世界チャンピオンになるのでよろしくお願いします」と力を込め、フェイスオフの最中は「ぶっつぶすと心の中で唱えてました」と振り返った。

 一方のクアルトも「明日は早い試合になる。すぐKOしたいと思います。彼をボコボコにしたいと思っています」と続けた。

 銀次朗にとっては2度目の世界戦。前回は1月に同級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に挑戦するも3回終盤に偶然のバッティングにより、バラダレスが試合続行不可能をアピール。レフェリーが試合終了を告げ、無判定試合となった。

 今回は兄の優大とのダブル世界戦。「2人でいると心強い。前回1人でやった時より落ち着ける。安心感がある。明日も全然怖くない」と強調。銀二朗の試合の2試合後に優大の試合とあって、「僕が先に出るんでいい結果でつなげたい。僕がやってる時は心配せずにアップに集中してほしい。そのあとは兄貴のセコンドについちゃおうかなと。楽に兄貴にいい結果でつなげようかなと思ってます」とうなずいた。

 亀田興毅ファウンダーが“怪物”と称する銀次朗。兄へ勝利のバトンをつなげるか。

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