伊藤かずえ、フルレストア大満足のシーマ 唯一の“弱点”は燃費「そこは変わらなかった(笑)」
俳優の伊藤かずえが14日、千葉・幕張メッセで開催中のカーイベント『AUTOMOBILE COUNCIL 2023』で日産自動車の特設ブースに登場。2021年12月にフルレストアが完了した「セドリックシーマ タイプIIリミテッド」をお披露目し、30年以上乗り続ける愛車への思いを語った。
悩みも告白「フルレストア後に期待したけど」
俳優の伊藤かずえが14日、千葉・幕張メッセで開催中のカーイベント『AUTOMOBILE COUNCIL 2023』で日産自動車の特設ブースに登場。2021年12月にフルレストアが完了した「セドリックシーマ タイプIIリミテッド」をお披露目し、30年以上乗り続ける愛車への思いを語った。
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シーマは実車をブースに展示。プレスカンファレンスに登場した伊藤は「Y31型のシーマに1990(平成2)年から乗り続けています。24歳から自分で車を買って乗り始めて、エクサ、ローレルと乗り、シーマは(自分の愛車として)3台目になります」と説明。今回の出展に「うれしいです。普段は車庫に入っているので、こうして公の場に出られて本人も幸せだと思います(笑)」と笑顔を見せた。
続くトークショーでは愛車への熱い思いをテーマに展開。シーマの思い出を聞かれると、伊藤は「10年目、10万キロぐらい走っていたときに西麻布の交差点でエンストしてしまったことがありました。1回だったら大丈夫かな、と思ったのですがその後、3、4回エンストしてしまったのでエンジンを交換しました。だからエンジンだけちょっと若いんです」と仰天の過去を告白。
さらに、「娘が生まれて病院から乗せて帰ったのもこの車ですし、娘が18歳になり免許を取って最初に乗ったのもこの車。長年乗っているとそういう経験ができるので動くアルバムみたいな存在です」と、あふれる思いを熱弁した。
フルレストアが完了し、「走りは絶好調です」と充実の表情を浮かべた。対面したときを改めて振り返り、「布がサーっと引かれて見えたときに、あまりにつやがあってピカピカなので涙が出ました。プロがやるとこうなるんだと思いました」。普段はジムや買い物に行く際に使用しているそうで、愛車の好きなポイントを問われると、「挙げるときりがないですが、フロント部分にエンブレムがあるのが好きです。あとセンターピラーがないので視界が広くて安全確認しやすいのも気に入っています」と回答した。一方で、「燃費はハイオクでリッター4キロぐらい。レストアして5キロぐらいになるかとは思ったけどそこは変わらなかったです(笑)」と、意外な“悩み”を明かした。
トークショーには、伊藤に加え、日産自動車株式会社 グローバルブランドエクスペリエンス部の中山竜二氏、日産パオを所持する小池一博さん、フェアレディZ バージョンS(Z32型)を所有する入社6年目の日産自動車社員・丹呉いづみさんも参加した。
89年式のパオに乗る小池さんは2002年生まれ。小学校1年生のときにパオを見て一目ぼれし、中学時代には横浜の専門店に一人で見学しに行ったほどの筋金入り。「自分の人生にも大きな影響を与えてくれた、大切な車です。今の自分があるのはこの車との出会いがあったからこそだと思っています」と実感を込めた。また、1998年式のフェアレディZに乗る丹呉さんは高校生の時にガソリンスタンドでアルバイトしていた際にフェアレディZを街で見かけたことがきっかけで、すっかり魅了され、19年に購入。自分が乗る車を自分で整備したいと思ったことで整備士の免許まで取得した。「流れるような横からの美しいシルエットがいろっぽいです。89年に販売されたとは思えない前衛的、挑戦的なデザインが魅力です」と、愛情たっぷりに語った。
今回で8回目の開催となる『AUTOMOBILE COUNCIL』はメーカー、インポーターによる市販車およびそのヘリテージカーの展示を実施。今年は日本車メーカー、インポーター、新世代自動車9社、ヘリテージカー販売店は過去最高の42社が出展。注目の最新EV(電気自動車)、同イベント初のコンセプトカーの出展に加え、2輪・3輪も出展している。さらに、SUV&GEAR、自動車関連グッズ(マルシェ)、新進気鋭のアート作品、『AUTOMOBILE COUNCIL』ならではの音楽ライブなど、“クルマにまつわる愉しさ”を堪能できる内容で、16日までの開催を予定している。