那須川天心、鮮烈デビューに元世界王者は「引き出しの多さに脱帽」 伝説王者と重ねる声も

那須川天心(帝拳)が鮮やかにボクシングデビュー戦を飾った。8日、東京・有明アリーナで行われた日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級6回戦で3-0の判定勝ち。相手にほぼ何もさせなかった。ボクシング界、格闘技界からも試合の感想が寄せられている。

那須川天心【写真:山口比佐夫】
那須川天心【写真:山口比佐夫】

2Rにはダウン奪い、3-0判定で完勝

 那須川天心(帝拳)が鮮やかにボクシングデビュー戦を飾った。8日、東京・有明アリーナで行われた日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級6回戦で3-0の判定勝ち。相手にほぼ何もさせなかった。ボクシング界、格闘技界からも試合の感想が寄せられている。

 随所に天心らしさを魅せた。初回から距離を詰めてくる与那覇をいなしながら、的確にパンチを当てていく。相手の攻撃をひらひらと交わしながら、ジャブ、ストレート、ボディーと多彩なパンチで翻弄した。

 スピードで圧倒する天心。2Rには右フックでダウンを奪うシーンもあった。その後も距離を取りながら戦い、一方的に攻撃を加えていく。4Rにはロープ際で猛ラッシュ。与那覇を追い込んだ。

 キック時代には未知の領域だった6Rまで戦い抜き、KOこそできなかったが文句なしの判定勝利だった。

 注目されたボクシング初陣。ツイッター上では様々な声が上がったが、元世界2階級王者の京口紘人は「天心の完勝やったね 引き出しの多さに脱帽した 強い」と脱帽。元日本ライト級王者の土屋修平も「強すぎ。パーネル・ウィテカーみたいになるのかな」と伝説の4階級王者を引き合いに絶賛だった。総合格闘家の青木真也も「蹴れたらもっとパンチ入るのに」と感想をツイートし、ツッコまれていた。

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