ホテルを目指してたのに「病室出来た…」 一人暮らし始めた京大生の落胆にアドバイスが殺到
4月に入り新生活が始まった人も多いのでは。いまSNSでは、4月7日の入学式を前に一人暮らしを始めた男子学生の写真が話題になっている。どこでどう間違ってしまったのか……。18.6万件ものいいねを集めた投稿について聞いた。
初めての一人暮らし 親の偉大さを感じた
4月に入り新生活が始まった人も多いのでは。いまSNSでは、4月7日の入学式を前に一人暮らしを始めた男子学生の写真が話題になっている。どこでどう間違ってしまったのか……。18.6万件ものいいねを集めた投稿について聞いた。
北海道出身のいび(@ibigawa_town)さんはこの春、京都大学に進学。入学を前に地元から離れ、3月から一人暮らしを始めた。
「せっかく初めての一人暮らしで家具、家電などを自分の好きなものでそろえられるので、入試のときから憧れていたホテル風のインテリアにし、おしゃれな生活をしようと思っていました」
思い浮かべた、ホテルライクな部屋。真っ白で清潔感があるベッドは欠かせないと、シーツなどにもこだわった。
「雰囲気のある間接照明、おしゃれな家具。高級ホテルとはいかないまでも、落ち着いたホテルのような部屋を目指していました」といういびさんだったが、店で心を躍らせた真っ白なベッドフレームなど気に入った品で自宅を飾ったところ、思わぬことが待っていた。
「ホテルみたいな部屋目指してたのに病室出来た…」という一文からは、頭脳明晰な京大生が肩を落とす様子がうかがえた。一緒に投稿された写真には、真っ白なベッドが。清潔感はあるけれど、色がない寝室は少し寂しげだ。
新生活に胸を高鳴らせていたいびさんが落胆する姿が浮かんだのか、写真を目にした人からは「オシャレなランプ置きましょ」「色を白+もう一色でしめるといいですね。ホテルはブラウンが多そうです」「クッションを置く」など実用的なアドバイスが。納得したいびさんは早速、インテリアなどを扱う店に足を運び、カーテンやラグ、ベッドスロー(ホテルのベッドの足元にある布)などを導入。“進化”した部屋の写真も公開した。
「たくさんのアドバイスをいただいたのですが、ホテルに近づけようとしてくれるものと、病院に近づけようとするものが混在していたのが面白かったです。おかげで病室の枕元にある台の名前が『床頭台』だと知ることができました。今後もみなさんの意見を参考に、ホテルと錯覚するような部屋を作りたいです」と話している。
初めての一人暮らしで、親のありがたみを痛感しているといういびさん。「いま大変なのは、大学の準備と普段の生活を両立させることです。自炊に挑戦しているのですが、一品作るだけで手いっぱいで、親の偉大さを実感しました。それでも、自分の頭で考えて生活していくのは楽しいです」
部屋の様子はこれからも、ツイートしていくといういびさん。京都での暮らしを満喫するいびさんの投稿を、温かく見守っていきたい。