木村拓哉、『教場』連ドラ化は「ないな」 “月9”には持論「月9って言わなくていいんじゃないかと」
俳優の木村拓哉が3日、都内で行われた、自身が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(4月10日スタート、月曜午後9時、初回30分拡大)の完成披露舞台あいさつに出席した。
新人刑事とバディを組む 『風間公親-教場0-』
俳優の木村拓哉が3日、都内で行われた、自身が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(4月10日スタート、月曜午後9時、初回30分拡大)の完成披露舞台あいさつに出席した。
過去2回のスペシャルドラマが反響を集め、月9枠で連ドラ化。今回は、冷徹な警察学校教官・風間公親(かざま・きみちか)の過去を取り上げるストーリーで、新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。
イベントには、木村とバディを組む新人刑事役を務める赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が参加。木村は観客の熱い声援と大きな拍手を受けてステージに上がり、「きょう一緒に壇上に上がった共演者の皆さん、スタッフと全員で力を合わせて、ワンカットワンカット、撮影を積み重ねています。4月10日の第1話をしかと受け止めてほしいと思います」とあいさつした。
月9、連ドラ化の話を聞いた時は「ないな、と思いました。僕の中でお世話になった作品はいっぱいあるのですが、今や『何曜日の何時』というより、作品自体の力がないと、見てくれる方々に楽しんでもらえないのではないか、という個人的な意見を持っています」と語った。
新春特番として放送された前作のスペシャルドラマについて、「(正月の)今年1年を始めようかというリラックスした時間に、あんな作品を地上波で届けるという非常にパンクなものづくりをさせていただきました。その世界観を、以前の(月9の)お話全体、キャラクターみんながキラキラしているような時間帯に『これやっていいんすか?』というのが正直なところでした」と言及した。
司会を務めたフジテレビの西山喜久恵アナウンサーから、本作は「挑戦」であるのかを聞かれると、木村は「挑戦しているのは、フジテレビの方々でしょう(笑)」。会場からは笑いが起きた。さらに木村は「僕らは現場で共演者、スタッフとともに、ワンカットワンカット楽しんで作っています。現場の責任は僕らにあります。だから月9って言わなくていいんじゃないかと、個人的に思っています」と話した。
この日登壇した新垣ら共演者からは、木村が撮影現場の雰囲気作りを素晴らしいものにしたという感想の声が聞かれた。木村は「皆さんこうして『すてきな現場です』と言ってもらってますけど、僕もまったく皆さんと同じで、みんながいてくれるからそのシーンができている、楽しく撮影ができている。僕自身も感謝しているし、楽しいです」と、共演者への感謝を示した。
また、「『教場』スペシャルの世界観、空気感が相当浸透しているらしく、朝現場に入って、メイクさんに風間公親仕様にしてもらって、それで共演者の皆さんとお話をするのですが、皆さん共演者というより、『ああ、あの人が来た』『本当に来た』みたいな空気が流れているので、そのままにしておく部分と、そうじゃない部分、そこのバランスを、自分も考えながら皆さんとの時間を過ごせていただいています」と語った。
木村にとって月9ドラマ主演は今作で11回目となり、月9ドラマ主演回数は歴代1位となる。