【舞いあがれ!】期間平均視聴率15.6%、前作を0.2ポイント下回り5作連続大台届かず

俳優・福原遥が主演を務めたNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月~土曜、午前8時)が3月31日に本編の最終回が放送され、初回から最終回までの関東地区の期間平均世帯視聴率が15.6%(個人8.9%)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。前作『ちむどんどん』の15.8%から0.2ポイントダウンした。また、3月31日に放送された最終回の平均世帯視聴率は16.1%(個人9.2%)だった。テレビ離れが進む中、期間平均視聴率が20%に大台に届かなかったのはこれで5作連続となる。

NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】
NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】

最終回の平均世帯視聴率は16.1%、個人視聴率は9.2%

 俳優・福原遥が主演を務めたNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月~土曜、午前8時)が3月31日に本編の最終回が放送され、初回から最終回までの関東地区の期間平均世帯視聴率が15.6%(個人8.9%)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。前作『ちむどんどん』の15.8%から0.2ポイントダウンした。また、3月31日に放送された最終回の平均世帯視聴率は16.1%(個人9.2%)だった。テレビ離れが進む中、期間平均視聴率が20%に大台に届かなかったのはこれで5作連続となる。

 一方、ビデオリサーチが公表している週間高視聴率番組のドラマ部門の数字を見ると昨年10月から約半年間の放送期間中は、ほとんど週でトップの数字を記録していた。テレビ離れが進む中で、15.6%という数字は健闘した数字といえる。

『舞いあがれ!』は、最終回に空飛ぶクルマが長崎・五島の上空を飛ぶなど朝ドラには異例の未来をも描いた作品。ここ数年、コロナ禍で先行き不透明な時を過ごし外出もままならない生活をしてきた視聴者には、ヒロインの空への夢を描いた作品は、ヒロインを通じて自身の心を解放してくれるような存在だったのではないだろうか。

 NHKの制作統括もこれまでの取材で「最初に目指した『空を見上げて明るい未来に向かっていくという希望は決してあきらめない』という話として届けばいいと思って作ってきました。それが少しでも伝わったのであればありがたいと思っております」と語っていた。

○午前8時開始となった2010年度以降の朝ドラの期間平均視聴率
2010年度前期「ゲゲゲの女房」 18.6%
2010年度後期「てっぱん」 17.2%
2011年度前期「おひさま」 18.8%
2011年度後期「カーネーション」 19.1%
2012年度前期「梅ちゃん先生」 20.7%
2012年度後期「純と愛」 17.1%
2013年度前期「あまちゃん」 20.6%
2013年度後期「ごちそうさん」 22.3%
2014年度前期「花子とアン」 22.6%
2014年度後期「マッサン」 21.1%
2015年度前期「まれ」 19.4%
2015年度後期「あさが来た」 23.5%
2016年度前期「とと姉ちゃん」 22.8%
2016年度後期「べっぴんさん」 20.3%
2017年度前期「ひよっこ」20.4%
2017年度後期「わろてんか」 20.1%
2018年度前期「半分、青い。」 21.1%
2018年度後期「まんぷく」 21.4%
2019年度前期「なつぞら」 21.0%
2019年度後期「スカーレット」 19.4%
2020年度前期「エール」 20.1%
2020年度後期「おちょやん」 17.4%
2021年度前期「おかえりモネ」 16.3%
2021年度後期「カムカムエヴリバディ」 17.1%
2022年度前期「ちむどんどん」 15.8%
2022年度後期「舞いあがれ!」 15.6%
※ビデオリサーチ調べ

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