庵野監督“激怒シーン”に視聴者「ヒヤヒヤ」「胃が痛い」 『シン・仮面ライダー』NHK番組が反響
庵野秀明が脚本・監督を務めた映画『シン・仮面ライダー』の制作現場に密着取材したNHKの番組『ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション 挑戦の舞台裏~』が、3月31日に、NHK BSプレミアムで放送された。過酷な舞台裏が明かされ、ネット上で話題を呼んでいる。
庵野監督が感情をあらわにする場面も…「碇ゲンドウ宿してて怖すぎた」
庵野秀明が脚本・監督を務めた映画『シン・仮面ライダー』の制作現場に密着取材したNHKの番組『ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション 挑戦の舞台裏~』が、3月31日に、NHK BSプレミアムで放送された。過酷な舞台裏が明かされ、ネット上で話題を呼んでいる。
映画の本作は、1971年『仮面ライダー』放送から50周年の「生誕50周年企画作品」と銘打ち、制作された。主人公・本郷猛/仮面ライダー役に主演・池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役に浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号役に柄本佑、ルリ子の兄・緑川イチロー/チョウオーグ/仮面ライダー第0号役に森山未來を迎え、新たなオリジナル作品として、今年3月18日に全国公開となった。
番組は、「ヒーローアクションに挑んだクリエーターたちの2年間の記録」を収録。NHK公式サイトの番組欄によると、52年前、当時小学5年で大きな衝撃を受けた『仮面ライダー』を、庵野監督が自らの手で現代によみがえらせようと、主演に池松を起用し、手だれのアクション・チームを招集。「ノスタルジーと新しさを融合したアクション映画」を目指した。一方で、この相反するテーマは、制作現場に大いなる葛藤と波乱を呼ぶことになる……。『仮面ライダー』シリーズ52年の歴史で、制作現場に長期取材のカメラが入るのは今回が初めてであることが紹介されていた。
放送では、池松をはじめとする俳優陣の奮闘ぶりや、アクション制作チームの苦悩、庵野監督が感情をあらわにする“激怒”シーンが流された。
ネット上ではさまざまな反響が寄せられた。「仮面ライダーのドキュメンタリー」が一時、トレンド入りした。SNSでは、「庵野組……過酷すぎる……笑」「観てるこちらがヒヤヒヤした」「見てるだけで胃が痛いわ……映画を撮るって大変」「シン仮面ライダー撮影中の庵野、言葉は足りないし急に無茶振りするしで碇ゲンドウ宿してて怖すぎた」といった、緊迫感に圧倒されたという反応が。また、「俳優陣凄いけど池松くんを選んだことは本当に正解だ」「感動、本気になって仮面ライダーを作ってる姿見てたら胸が熱くなった」「何かを創り出すヒトの熱い想いはズシンとくるね!」など、役者・制作陣が懸命に取り組む姿に感激する声も上がった。
また、本作は、豪華俳優陣による登場キャラのラインアップが話題沸騰だ。
“アンチ SHOCKER 同盟”を組む「政府の男」は、竹野内豊が演じている。庵野監督はこれまで、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』を手掛けており、竹野内は3作連続出演で、役柄の“関連性”がファンの間でにわかに話題を呼んでいる。
「情報機関の男」は斎藤工で、人間とサソリの合成オーグメント・「サソリオーグ」は長澤まさみ。2人は『シン・ウルトラマン』では「禍特対」でバディを組む仲間だったが、本作の互いの役どころは興味深い。SHOCKER上級構成員・ハチオーグ役は西野七瀬が務めており、浜辺演じるルリ子との人間ドラマにも注目だ。
また、今回のドキュメント番組は、NHK総合で今月15日午後7時30分から放送される。