30代女性ツアーガイドが崖から転落死、ロックダウン解除祝い自撮り撮影後に
トルコ西部の都市アンタルヤで4月26日、カザフスタン出身の女性オレシャ・サスピシナさん(31)が人気観光地のデューデン公園で亡くなっているのが見つかった。英大衆紙「ザ・サン」が報じている。
約35メートルの距離を転落
トルコ西部の都市アンタルヤで4月26日、カザフスタン出身の女性オレシャ・サスピシナさん(31)が人気観光地のデューデン公園で亡くなっているのが見つかった。英大衆紙「ザ・サン」が報じている。
同市でのロックダウン解除を受け、サスピシナさんは滝など風光明媚で知られる同公園に友人とともにトレッキングのために向かい、崖で自撮りをしている最中に誤って転落した。
トレッキングの最中、サスピシナさんは滝をバックに写真を撮ろうと防護柵をよじ登ってしまったという。
写真撮影後、それをインスタグラムに投稿しようとしていたところで草に足を滑らせ、約35メートルの距離を転落。友人が救急サービスを呼び、川から引き揚げられたが、その後息を吹き返すことはなかった。
アンタルヤ在住のサスピシナさんは、この5年間、ツアーガイドとして勤務。インスタグラムには「トルコの自然の美しさにはいつだって素晴らしいと感じる。ここは私のパラダイス」という文言を寄せていた。
サスピシナさんの死後、多くの友人がSNSで「オレシャは海を愛し、トルコでの生活を夢見ていた」「取り返しのつかない喪失。胸が痛い」など哀悼の意を示した。
なお、トルコでは世界で7番目に高い数字となる11万5000人以上の新型コロナウイルスの感染が確認され、死者数は3081人にも上る。