元Jリーガー戦士、対戦相手に「すべる」とアピール レフェリー一蹴「すべらない!」【RISE】
元Jリーガーの安彦考真(Executive Fight 武士道)がKENTA(HAYATO GYM)に判定負けを喫した。
「Cygames presents RISE ELDORADO 2023」第2試合
立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE ELDORADO 2023」(26日、東京・有明アリーナ)第2試合、-68キロ契約、3分×3R延長1R
元Jリーガーの安彦考真(Executive Fight 武士道)がKENTA(HAYATO GYM)に判定負けを喫した。
水戸ホーリーホックなどサッカーJリーグの選手として活躍してきた安彦は格闘家に転身してからは2戦2勝(2KO)の実績を持つファイターだ。「RISE」年間最大大会への出場は大抜てきだった。
22戦している格上のKENTAとの差はもちろん大きく完封負け。自身の膝が相手に入らないと安彦は「すべる」とレフェリーにアピールした。この行為について「どうしてもつかみに行った時にすべった。サロンパスのにおいがしたんです。なんかクリーム塗ったと思った。でもレフェリーに『すべらない!』って言われました。でもきっと僕の勘違いです」と説明した。
試合後は負けはしたものの、勝利者トロフィーをKENTAからプレゼントされた。その瞬間について「『僕(安彦)の勝ちですよ、もらってください』っていう一言でした。たぶん倒せなかったことに彼自身イラついていました。若干怒りまじり、それを含めてリスペクトという風に思います」と語った。
格闘家に転身して3戦目で大きな舞台。「最高の舞台」と振り返る。
「控室に海人選手など名だたる選手がいて、俺はここで何をやってるんだろうって45歳がこういう場に立たせてもらってRISEって夢しかないなと思いました。夢の舞台で本気になれば実はつかめるんだよね。でも、夢の舞台って、実はすごい意地悪で試される場所なんだよっていうのは改めて思いました」
また花道については「花道に立って、僕の映像も流れて、いつも20秒くらいで歩けと言われるのに今日は90秒でと言われてどうしようかと思った」と語り、ピッチへの入場との違いを問われると「緊張しました。FIFAアンセムとは違います。あそこは正直仲間もいますし、エスコートキッズもいます。でも今回は目の前に敵がいて、リングに立ったら俺も1人。誰も助けてくれないから自分自身がやるんだって腹をくくれた瞬間でもありますね」とうなずいた。