韓国で日本ブーム “スラダン”“ミチゲッタ駿佑”“ホスト・タナカさん”が人気のワケ
韓国ソウル在住のYouTuberのヨンヘさん。もともとは日本でモデルやリポーターの仕事をしていたが、2019年から韓国に移り住んでいる。BTSなど世界を席巻する韓国カルチャーだが、現在、国内では“日本ブーム”がおきているという。その一部を紹介してもらった。
韓国ソウル在住のYouTuberのヨンヘさんが解説
韓国ソウル在住のYouTuberのヨンヘさん。もともとは日本でモデルやリポーターの仕事をしていたが、2019年から韓国に移り住んでいる。BTSなど世界を席巻する韓国カルチャーだが、現在、国内では“日本ブーム”がおきているという。その一部を紹介してもらった。(取材・構成=中村智弘)
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まず、漫画・アニメで言うと、『スラムダンク』がめちゃくちゃ人気です。特に、日本でも大ヒットした映画『THE FIRST SLAM DUNK』が今年1月、韓国でも公開されましたが、大ヒット中です。これまでの日本映画で一番観られています。もともと、原作の漫画やテレビアニメのファンが多かったんです。
日本のアイドルで人気があるのは、『なにわ男子』の道枝駿佑さん。主演した映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(セカコイ)が韓国でも公開されて、人気に火がつきました。ファンは道枝さんのことを、愛情をこめて「ミチゲッタ駿佑」と呼んでいます。「ミチゲッタ」は韓国語で「狂いそう、おかしくなりそう」という意味があり、日常生活のいろんな場面で使われる表現です。韓国の女子は「おかしくなりそうな」ほど、道枝さんのことが好きなんです。
YouTubeでは、韓国人YouTuberのキム・ギョンウクさんが演じる日本人ホスト『タナカさん』の人気が爆発しています。ひと昔前の売れないホストという設定で、決めセリフがある。メイドカフェなど使われる「おいしくな~れ」「萌え萌えキュン」です。日本語で言うのですが、フレーズが面白く若者を中心に大流行しています。
『タナカさん』は韓国発のガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)とコラボしたりもしています。今年1月にはファンミーティングがあったのですが、チケットはすぐに売り切れてしまいました。この人気はしばらく続きそうです。
□ヨンヘ(よんへ)3月11日、福岡県出身。10代後半からモデル事務所に所属。雑誌やファッションショーなどでモデルを務める。2004年、テレビ西日本の情報番組「ももち浜ストア」でタレントとしての活動を開始。Jリーグ・サガン鳥栖やプロ野球・福岡ソフトバンクホークスなどの試合でベンチリポーターも務めた。19年、結婚に伴い韓国に移住。現在、ソウル在住でYouTuberとして活動している。