“新生”AKB48で最も輝いたチームは…4年ぶり全国ツアーを徹底分析してみた
人気アイドルグループ「AKB48」が、約4年ぶりとなる単独での全国ツアー「AKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜」を7月からスタート。8月17日には埼玉でチームAとチームK、8月20日には神奈川でチームBとチーム4が公演を行った。「楽しいばかりがAKB」と掲げられた今回のツアー。各チームはどんな輝きを見せてくれたのか、それぞれのライブをレポートする。
予測不能のセットリストでファンを楽しませた「岡部チームA」
AKB48としては約4年ぶりとなる全国ツアー「AKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜」が7月からスタート。8月17日には埼玉でチームAとチームK、8月20日には神奈川でチームBとチーム4が公演を行った。「楽しいばかりがAKB」と掲げられた今回のツアー。各チームはどんな輝きを見せてくれたのか、それぞれのライブをレポートする。
チーム別ライブで先陣を切ったのは、向井地美音総監督、岡部麟キャプテン率いるチームA。「近いのに離れてる」「国境のない時代」のクールな2曲でスタートし、キュートな楽曲「抱きしめちゃいけない」、A公演の人気曲「Only today」「ずっと ずっと」で高揚感を煽り、エース小栗有以を中心に“かっこよくて可愛いチームA”を見せつけた。
埼玉出身の向井地・篠崎彩奈はユニットブロックで「スキャンダラスに行こう!」を披露。トロッコに乗って客席に登場した2人は、埼玉県のマスコット「コバトン」のぬいぐるみを客席に投げ入れファンを喜ばせた。
後半の「言い訳Maybe」は岡部キャプテンがセンターを務めた。前田敦子を感じさせる彼女のオーラ、パフォーマンスは是非一度生で体感してほしい。アンコールでは「Dreamin’ girls」「チームA推し」「ショーは終わらない」で会場がひとつになり、最後はツアー恒例の向井地推し曲「君と虹と太陽と」で締めくくった。坂道AKB、大人AKB、他チームの楽曲も組み込まれたバラエティに富んだセットリスト。チームAは様々な楽曲にチャレンジして、ファンを楽しませることを忘れていなかった。
先輩たちから継承した魂&ダンスで圧倒した「込山チームK」
埼玉・夜公演に登場したのは、込山榛香キャプテン、AKB48の56枚目のシングル「サステナブル」でセンターに抜擢された矢作萌夏が所属するチームK。オープニングから「エリアK」「ゼロサム太陽」で会場はファンのペンライトで緑一色に。「今度こそエクスタシー」、「Virgin love」は小悪魔な込山キャプテンらしい選曲だ。チームKにしか出せない大人な雰囲気、セクシーさでファンを誘惑した。
そして5曲目の「RESET」からは7月より正規メンバーに昇格した岡田梨奈・小林蘭が合流。次世代センター矢作は、岡田・安田叶・湯本亜美との埼玉選抜ユニットで「波乗りかき氷」を披露。クールな楽曲が続いた中、キュートな隠し味でファンの心を掴んだ。
これぞチームK!とファンを唸らせたのは、今ツアー恒例の「Teacher Teacher」「NO WAY MAN」「僕たちは戦わない」ダンスナンバー3連続だ。一糸乱れぬエネルギッシュなダンスで見る者を釘付けにした。
アンコールで披露したのは「転がる石になれ」「僕にできること」「To be continued.」、いずれもチームKの楽曲だ。大島優子らが在籍していた頃から変わらぬストイックなパフォーマンス。込山チームKのメンバーたちには、間違いなく“Kの魂”が受け継がれていた。