【夕暮れに、手をつなぐ】メッセージ送信を取り消す空豆と音 視聴者もん絶「文明の発達を恨む」「もどかしすぎ!」

俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(火曜午後10時)の第9話が14日に放送された。思い通りにいかない空豆と音の恋愛模様が、視聴者の大きな反響を呼んだ。

空豆(広瀬すず)を抱きしめる音(永瀬廉)【写真:(C)TBS】
空豆(広瀬すず)を抱きしめる音(永瀬廉)【写真:(C)TBS】

空豆は母・塔子と顔を合わせる

 俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(火曜午後10時)の第9話が14日に放送された。思い通りにいかない空豆と音の恋愛模様が、視聴者の大きな反響を呼んだ。

 本作は、九州の片田舎で育った空豆が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・音と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる青春ラブストーリー。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

“BPM(=ビートパーミニット)”として菅野セイラ(田辺桃子)とデビューした音は、順調に新曲の準備を進めていた。空豆もまた、作り上げた衣装が好評でコレクションの話が舞い込み、葉月心(黒羽麻璃央)のサポートのもと、新しい服を作ることに時間を費やす日々を送る。

 打ち合わせを終えた音がスマホを見ると、何度も空豆から電話がかかってきていた。同じスタジオでボーカルトレーニング中だったセイラにも空豆から電話があったが、自分宛てではなく音に「打ち合わせが終わったら折り返しの連絡をするように」という伝言のための電話だったことにショックを受けたセイラ。空豆からの電話は「葉月と付き合うことにした」という報告だったと音にうそを伝える。音はショックを隠しきれないが、自分も空豆が好きで振られたもの同士だと涙を流すセイラを抱きしめた。

 しかし、空豆が音に電話をかけていた本当の理由は、自分のコレクションのために作り上げた服のデザインを、久遠徹(遠藤憲一)がすべて自分のものとして服を作っていたという出来事を聞いてほしかったからだった。電話がつながらない音に直接会って話そうと、音に会いにレコード会社に来た空豆だったが、音とセイラが抱き合っているところを見てしまい、泣きながらその場を走り去る。

 人通りのある道を泣きながら歩く空豆のもとに、久遠が盗作をしたことを知った葉月が駆け寄る。そして、葉月は空豆とともに“アンダーソニア”を辞めると久遠に告げた。また、空豆の音への気持ちを知ったうえで、自分と付き合うことを提案するが、空豆は「恋している場合ではない」と返す。

 空豆は“BPM”のテレビ出演用の衣装とともにコレクションの準備も進めていたが、“アンダーソニア”を辞めたことで空豆のコレクションのスポンサーがなくなり、自分たちで資金を集めなければいけなくなった。さらに、別のデザイナーが“BPM”の専属のスタイリストになったため、空豆の作る衣装を着させることができなくなったとレコード会社の担当者・磯部真紀子(松本若菜)から報告を受ける。

 しばらくして、音も空豆に衣装について謝罪の電話をかける。空豆もまた、母・浅葱塔子(松雪泰子)の連絡先を教えてほしいと電話をかけようとしていた。互いに要件だけを話し終えると電話を切った。

 その日の夜、音は「お前のことが好きだった。今も、これからも好きだと思う」と空豆にLINEメッセージを送る。しかし、なかなか空豆の既読がつかない状況に「今さら何言ってんだ」とメッセージを削除した。しばらくして、メッセージが削除されたことに気が付いた空豆はどんなメッセージが送られていたのか気になりながらも、午後9時までに既読がつかなかったら同じようにメッセージを消すと心に決めて「私は、音が好きだ」とメッセージを送る。

 しかし、21時を過ぎても音からの既読がつくことはなく、空豆はメッセージを消した。

 そんななか、空豆は娘である自分を捨てて、仕事のためにパリに旅立った母・塔子と幼少期ぶりに連絡をとり、顔を合わせた。そして、コレクションのための資金を貸してほしいとお願いをするが「一緒にパリに行き、空豆による新しいブランドを立ち上げ、パリでコレクションを開催する」と交換条件を提示される。その条件をのむことにした空豆は、久遠に葉月とパリに行くことを報告すると、久遠は空豆のデザインではなく、自分のデザインでコレクションに挑むと明かした。

 パリに行くための準備を進める空豆に、下宿先の雪平響子(夏木マリ)はみんなで壮行会をすると音にも声をかける。しかし、本当は空豆と音が2人で話せるように響子がうそをついていた。響子が用意してくれたごちそうを食べ、お酒を飲み、久しぶりに2人の時間を過ごした空豆と音。新曲のレコーディングがあるからと帰ろうとする音に「手をさあ、伸ばしたら届く? 音に届くと? (私のことを)忘れんで」と声をかけると、音は「忘れられっかよ」と空豆を優しく抱きしめた。

 第8話に続き、空豆と音は思い合っているにも関わらず、すれ違ってしまう第9話。互いの気持ちを伝えるLINEメッセージを送るも、送信取り消しをする2人に「あー、消したー!」「またすれ違いなの……」「文明の発達を恨む」「あああああああ!もどかしすぎる!!」と大きな反響を呼んだ。

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