和の鉄人・道場六三郎さん、陳建一さんを追悼「僕も92歳で年寄りだから、待っててよ」
“和の鉄人”で名をはせた料理人の道場六三郎さん(92)が14日、ENCOUNTの電話取材に応じ、11日に亡くなった陳建一(本名・東建一、享年67)さんを追悼する言葉を送った。
電話取材に応じる 『料理の鉄人』で共演
“和の鉄人”で名をはせた料理人の道場六三郎さん(92)が14日、ENCOUNTの電話取材に応じ、11日に亡くなった陳建一(本名・東建一、享年67)さんを追悼する言葉を送った。
道場さんは11日の夕方頃、陳さんの長男・建太郎氏から電話で訃報を聞いたと言い、「もうびっくりでした」と驚きだったとした。
最後に会ったのは年末のゴルフだったそうで、「元気でしたよ。でも、よもやね……」と寂しそうな声で答えた。陳さんとはゴルフの思い出も多く、「彼はゴルフが大好きでね、年間250日くらいやるの。1か月で25日もやったくらい好きでね」と懐かしんだ。
今年1月、陳さんが入院したことを人づてに聞いたものの、「陳さんの声が出にくいとも聞いていたから、電話をかけちゃまずいかなと思って」と、電話では話せなかったと明かした。
出会いは29年前のフジテレビ系の人気番組『料理の鉄人』で、「名前は聞いていましたよ。お父さん(建民)が料理学校をやっていてね。岸朝子さんにかわがってもらっていると聞いていました。一度だけ戦って、もうほとんど覚えていないけど、『お互いがんばりましょう』と言って戦いました」と、当時を振り返った。
訃報を受けてから陳さんにはまだ会えていないとしつつ、追悼のメッセージをこう語った。
「陳さんも精いっぱい楽しく生きた人ですから、とにかく安らかにお休みください。僕も92で(『料理の鉄人』でも)一番の年寄りだから、待っててよ」と、寂しそうな声で故人をしのんだ。