“中華の鉄人”陳建一さん、67歳で死去 昨年12月まで厨房に立つも年明けから療養生活
フジテレビ系『料理の鉄人』の“中華の鉄人”として知られた四川飯店グループ会長、陳建一(本名・東建一)さんが11日、東京都内の病院で間質性肺炎のため亡くなった。67歳だった。
葬儀は近親者のみ
フジテレビ系『料理の鉄人』の“中華の鉄人”として知られた四川飯店グループ会長、陳建一(本名・東建一)さんが11日、東京都内の病院で間質性肺炎のため亡くなった。67歳だった。
関係者によると昨年12月までスポットで店舗の営業に入り、来店した客に直接、麻婆豆腐を振る舞うなどしていたが、年が明けてから断続的に通院するなどして療養が続いていたという。
また陳さんは静かに最期を迎え、息子で社長の建太郎氏をはじめ、家族に看取られる形で安らかに旅立ったと明かした。
陳さんは1956年1月5日、東京都生まれ。日本に初めて四川料理を広め、四川料理の神様と言われた故・陳建民の長男。東京中華学校を経て、高校、大学と玉川学園で学んだ。
卒業後、父の経営する赤坂四川飯店にて修行を開始。90年に父の後を継ぎ赤坂四川飯店社長に就任。93年に『料理の鉄人』、『NHKきょうの料理』の講師として出演。雑誌、料理学校の講師など幅広く活躍した。2015年より四川飯店グループ会長。四川料理の普及や後進の育成に務める一方、講演やイベント、テレビの料理番組などで活躍。また多くの著作を出版した。
葬儀は近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会を開催する予定だとしている。