【Get Ready!】妻夫木“エース”たちの活躍にラスト惜しむ声「続編やってほしい」

俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系連続ドラマ『Get Ready!』(日曜午後9時)の第10話最終回が12日、放送された。紆余曲折ありつつも最後まで自分たちの正義を貫いた仮面ドクターズたちの活躍に「続編やってほしい」と終わりを惜しむ声が多く上がっている。

藤原竜也(左)と妻夫木聡【写真:ENCOUNT編集部】
藤原竜也(左)と妻夫木聡【写真:ENCOUNT編集部】

手に汗握るシーンの連続だった最終回

 俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系連続ドラマ『Get Ready!』(日曜午後9時)の第10話最終回が12日、放送された。紆余曲折ありつつも最後まで自分たちの正義を貫いた仮面ドクターズたちの活躍に「続編やってほしい」と終わりを惜しむ声が多く上がっている。

 多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームを描いた、医療エンターテインメント。表の顔はパティシエ、裏の顔は大病院が匙(さじ)を投げた患者をも救う超人的なオペ技術を持つ孤高の天才執刀医・エースこと波佐間永介を妻夫木、表の顔は国際弁護士、裏の顔はエースの相棒として闇医者チームの交渉役・ジョーカーという下山田譲を藤原竜也、過去は謎に包まれているが腕は超一流のオペナース・クイーンこと依田沙姫を松下奈緒、カルテの盗み出しから闇医者チームのセキュリティまでを担う若き万能ハッカー・スペードこと白瀬剛人を日向亘が演じる。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 ジョーカー不在のまま、スペードが次に見つけて来た患者は病気が治ったら学校に行きたいと願う幼い女の子。警察の捜査が迫っていることもありメンバーは手術に慎重になるが、エースは少女の手術を引き受けるとかたくなに主張する。しかし、いざ少女に会いに行ったエースは13年前に剣持(鹿賀丈史)の策略により命を救えなかった少女・青葉と今回の依頼人を重ねてしまいトラウマからオペを行う自信を無くしてしまう。

 一方、闇医者チームと別行動をとっていたジョーカーの元にも警察がやってくる。任意の事情聴取に応じたジョーカーは、仲間たちのすぐそこまで警察の捜査が進んでいることを知る。捜査の指揮をとっている高城(沢村一樹)は、他の捜査員を部屋から出し2人きりで話をすることを希望。そこで高城は自分も妹を病により亡くした経験があること、妹の病気は今仮面ドクターズが救おうとしている少女と同じ病気だったことをジョーカーに明かす。「君たちは今、法を破って命を救おうとしている。我々は法に従って命を奪うことになるかもしれない。正義とは悩ましいものです」と話す高城に、ジョーカーはある取引を持ちかける。

 それは、エースや仲間たちの罪を免責する代わりに病を患っているアメリカの高官を仮面ドクターズが救うこと。すでにアメリカからオペの依頼があり、高官の命を救うことは日本がアメリカに恩を売ることにつながるため、今後、日本政府が米国政府に対して有利に交渉を進められることも示していた。

 ジョーカーが孤軍奮闘していた頃、エースも過去のトラウマと戦っていた。警察に包囲されていることを知りつつも、少女をオペ室へ運ぼうと手を尽くす闇医者チームたち。その間もエースは過去のトラウマと戦っていたが、ふがいなさから次第に行動が荒くなってしまう。

 少女の手術に恐怖心を抱いていることを見抜いたクイーンに喝(かつ)を入れられ、あらためて自分を見つめ直したエースは、偶然、青葉の母親と再会する。彼女は剣持の会見をニュースで見ており、13年前の手術について誤解があったとエースに謝罪。そして、青葉は最期まで自分を救いたいというエースの気持ちを信じていたことを明かし、エースにはこれからもたくさんの命を救ってほしいと告げる。青葉の母親と話したことでトラウマを克服したエースは、少女の手術を行うことを決意。そして無事成功させると、エースはジョーカー不在の闇医者チームを解散することを仲間たちに告げる。

 1年後、ジョーカーとの取引に応じた高城は警視総監に。一連の闇医者チームの行動の罪を全て被ったジョーカーも出所し、思い出のバーで彼と再会したエースはジョーカーがいない間、これから自分が何をしていきたいかを考えていたと話す。エースが出した結論は、「この手が動く限り、命を救い続けたい」ということ。クイーンとスペードも再会の場に集まると、4人は仮面ドクターズとしての活動を再始動することを決意する。

 エースの過去のトラウマだけでなく、ジョーカーと高城の交渉や警察が迫る中での手術など、手に汗握るシーンの連続だった最終回。視聴者からは「泣きながら見ている」「最終回良かった」というコメントが多く寄せられている。近代的な地下の手術室や怒涛(どとう)の展開など現実離れした設定が魅力のドラマだっただけに「ありえないストーリーだからこそ単純におもしろかった!」という声も。ラストは仮面ドクターズの再結成シーンだったこともあり、「続編やってほしい」「ぜひ映画化してほしい」と続編や劇場版を楽しみにしているという声も多く上がっている。

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